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異常気象により、米国では農家の破産が急増  

トウモロコシ、大豆の歴史的収穫不足で、
     危惧される世界の食糧事情への悪影響

 
 

 
 


10月だというのに降りしきる米国の雪。

 
 


我々が住む地球の環境は日に日に悪化する一方である。温暖化と寒冷化によって寒暖の差が激しくなる一方で乾燥化と豪雨によって洪水の規模と頻度が増し、日常生活や農業面に様々な被害をもたらしている。その代表的な国が米国である。

乾燥化による森林火災、ハリケーンによる洪水、竜巻による家屋の破壊などその被害額は甚大で、ここ数年、毎年10兆円規模の被害が発生し続けている。 (この気温は体感気温かもしれないが、それにしても異常な気温だ)

また寒冷化も年々その度合いを増して来ており、北部を中心に10月から11月にかけて観測史上最も低い気温が次々と更新されている。因みに、10月30〜31日の米国における最低気温図を見ると、ネバダ州では−23.3℃、コロラド州では−16.3℃と記録的な低温なっている。

寒冷化だけでなく、各地で100年来の早い降雪にも見舞われており、ウィスコンシン州では13.7センチ、イリノイ州で9.4センチと、この時期としては記録的な数値になっており、農作物の収穫が出来ない事態に陥っているようである。

今朝のニュースでは、週明け以降、中西部から東海岸にかけて北極からの降雪を伴った新たな寒気団がに流れ込み、車の走行が危険な状況になりそうで、シカゴでは15センチを超す積雪が予想されている。これで予定されていた農作物の収穫は完全に出来なくなってしまうことになりそうである。

一方、ヨーロッパにおいても、フランスでは晴天続きで干ばつが広がり、農作物の被害が発生していることや、ロシアでは西部で積雪が始まっているというのに、極東ではタンポポの花が咲くという奇妙な現象が起きていることは 、既にお伝えした通りである。

同じヨーロッパでも、北部のスカンディナヴィア半島の国々では 、記録的な寒波に見舞われているようである。フィンランドでは11月初旬にしてー28℃を下回る観測史上最も低い気温を記録しており、ノルウェーでもー29℃を記録し、11月初旬には雪 など降ったことのないノールウエーのトロムソンでも、50センチを上回る100 年に一度の積雪に見舞われている。

 
 

 
 


早くもウィスコンシン州やイリノイ州では真冬の景色が広がっていた。

 
 

こうした温暖化にしろ寒冷化にしろ、異常気象による被害を 最も受けるのは農業従事者である。米国は農業立国でもあるが、山火事や洪水、それに最近その度合いを増してきた記録的な寒気と積雪などによって、トウモロコシや大豆などにかなりの被害が広がっており、その被害額は何兆円規模に達しているようである。 

In deepは2019年の米国農家の債務の合計が4160億ドル(46兆円)に達しており、農家の破たん件数が著しく増加していること 、また「農家の破たんの連鎖」が一触即発状態となって来ていることを伝えている。

農家の平均年齢が58歳となっており、全体の3分の1が65歳以上という高齢化に見舞われている状況は、我が国 の農家と大して変わらないようである。日本の農家の高齢化も心配であるが、日本と違って米国は世界有数の農産物の輸出国であるだけに、農作物の生産の減少の影響は迅速に世界に広がっていくことが予想され、先行きが心配である。

先の台風15号、19号や大雨によって発生した農家の作物の収穫不足に対して、安倍総理など政治家たちは、農産物を輸入している国々との関係は良好であるから、いざという時には輸入量を増やしてもらえるので心配はない、と 馬鹿げた発言をしている。

これから先、異常気象が世界的規模で発生することになることを考えれば、今は輸出国でも、いつ輸出が出来ない状況に陥るか分からない のに、彼らはそうしたことを考えたことがないのだろうか? 現に輸出大国であったオーストラリアが異常気象による農作物の不作で、カナダから輸入せざるを得ない状況と化していることがその一例である。

我が国においても、いつ主食の米の生産が激減することになるかわからないだけに、読者に置かれては玄米の備蓄はしっかりしておいて欲しいものである。

 
 

 
 


10日には、中西部一帯が再び積雪に見舞われており、
車の走行が危険な状況に陥っている。(米国・ABCニュース)

 

 

 




 

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