ニュージーランドで火山噴火
死者、行方不明者13人
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噴煙を上げ続けるホワイト火山
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ニュージーランド・ホワイト島(White Island)の火山が9日に噴火。
日本でもニュースで伝えていたので、読者はご存じのことと思います。昨日、オーストラリアの森林火災による煙がニュージーランドまで届き、氷山を赤く染めた記事を記した直後のニュースだっただけに、タイミングの一致に少々驚いているところである。
ホワイト島はニュージーランドの北東部に位置し、私が訪れた沿岸の半島付近から48キロほど離れた沖合にあって、島全体が火山となっている。この火山はニュージーランドで最も活発な火山として知られており、火口付近から溶岩を間近かに見ることが出来ることから観光客に人気で、年間1万人以上が訪れる観光スポットとなっている。
そのため、噴火当日も50名ほどが訪れていたようで、死者が5名、行くへ不明者が8人となっており、行くへ不明者は完全に火山灰に覆われてしまっているようで、捜索隊のヘリから全く姿が見えない状況となっているようである。
ニュージーランドと我が国の噴火の間にはつながりがありそうだ、ということについては、以前からお伝えして来ている通りである。そのため、近いうちに
今度は日本の火山の噴火が起きるのではないかと心配していたところ、実はホワイト島の噴火の3日前、12月6日に日本の火山のほうが、先に噴火していたのである。
それは小笠原諸島にある西之島の火山噴火であった。西之島については長い間、海底噴火が続き、既存の島と同じほどの面積の島が新たに登場したことは、読者はご存じ
の通りである。その後
、噴火は
昨年の7月をもって完全に終了し、最近は研究者たちが島に上陸して調査を始めていただけに、新たな噴火は驚きであった。
海上保安庁は7日の時点で噴火が続いており、溶岩が海まで流れていて噴煙や噴石も断続的に出ているため、周辺を航行する船舶に注意を呼び掛けている。どうやら本格的な噴火の再発となっているようである。
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ボートで必死に避難する観光客
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ニュージーランドと日本の噴火のつながり
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新たな噴火活動が始まった西之島の火山
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西之島の噴火が富士山の噴火を抑えるために、天がなした一つの手段であった可能性が高いことは、
私が前から伝えて来ていたことであったが、それは西之島に上陸した研究者が発見した石の一つが、海底火山では生成されることのない硬い石であったことからも裏付けられている。
つまり、大陸の一部である日本列島の富士山の地下から上昇して来ていたマグマを、噴火を抑えるために天の力で西之島に流した可能性が強いのである。そんな富士山とつながりの深い西之島が再び噴火を再開したことと、その直後につながりの深いニュージーランドのホワイト島で新たな噴火が始まったことには、何か重要な意味が秘められているように思われる。
なぜそこまで私が考えているかというと、我が国とニュージーランドの噴火活動のつながりは環太平洋火山帯に属していることだけでなく、ワイタハのポロハウ長老からも、さらに深いつながりがあることを教えて頂いていたからである。
世界的に噴火活動が活発化して来ている時だけに、そう遠からずして再びニュージーランドの別の火山の噴火が発生する可能性はありそうなので、そのニュースが伝わった際には、今度は我々・日本人が注意することが必要になっ
てくる。その時が1カ月先なのか、10年先なのか分からないが、注意だけはしておきたいものである。
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