パンデミック後の世界の行方は?
待ち受けているのは「世界恐慌」と「動乱」か
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パンデミック(世界的大流行)に襲われた世界は、目先の見えない暗闇の世界に突入。 |
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とうとう、新型コロナウイルスの感染者数が世界全体で300万人を突破、死者数も20万人を超える事態となった。
その中で、米国は飛びぬけており昨日の時点で感染者が100万人を超え、死者数も5万7000人。その数は感染者、死者数とも世界全体の30%近い数値で、感染者数はヨーロッパのスペイン、イタリア、フランス、ドイツ、イギリス、トルコの6カ国の合計を上回る数値となっている。
ただ、3万人を超えていた新規の感染者数がここ数日、2万人台に減少し昨日の数値では2万3521人、また新規の死者数も3000人台から1000人台へと減少ししてきているので、どうやら峠は越したように思われる。
その一方で、ここ1週間で特に目につ行くのは、ロシアの感染者の急増である。10日ほど前にはその数はわずか200人前後であったが、あっという間に急増し
、昨日の段階で8万7000人を超え、中国の8万3000人を追い抜く事態となっている。このロシアの数値を見れば、中国政府が発表してきた数値がいかにでたらめか、一目瞭然。一桁違い
の数値であることは間違いない。
ロシアの発表している数値もあまり確かとは言えず、特に死者数の800人という数値は8万7000人の感染者数からすると、あまりにも低過ぎる。
死亡率が1%未満という国は他に例がない。これから急増してくる段階かもしれないが、正確な数値とは思えない数値である。
問題は世界中に広がった感染拡大の波がいつの時点で終息に向かうかである。ニュージーランドでは感染がほとんど確認されていない時点でアーダーン首相が実施した外出制限などの早めの対策が功を奏したようで、感染者と死者の発生がゼロとなり、昨日から外出規制などが一部解除されることになったようである。しかし、これから先、海外との行き来が始まるようだと、またいつ発生するか分からないだけに不安は残りそうである。
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国際通貨基金が発表した経済成長率の見通し。
実際はこれ以上に厳しい状況となりそうである。
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感染阻止の一番の要件は、自国内での感染者の発生を抑えることであるが、問題は外国との人の行き来をどれだけコントロール出来るかである。それゆえ、自国内での感染阻止が出来たとしても、諸外国との今までのような交流は当分先に延ばされる可能性は大である。そうした点を考えると、人々の交流だけでなく貿易面においてもこれまでのような、活発な状況に回復するまでには数年が必要となってきそうである。
というより、今回のコロナウイルスの拡散がもしも「闇の勢力」などによって引き起こされたものなら、その目的の一つは世界を意のままにコントロールするための国家間の交流の制限であることからして、貿易面や人の移動などが想像以上に厳しく制限される可能性は大である。
もしも、そうした動きが始まった時に一番危惧されるのは、国家間の交流が制限されることによって発生する経済の低迷であり、貧富の格差がもたらす紛争や動乱である。貧富の格差は個々の人間間だけでなく、国家間の格差まで及ぶ。それは国内における民衆の紛争から国家間の紛争まで多種多様の動乱を引き起こすことになる。そして、それを防ぐために行われるのが人民統制と軍事強化である。
もしも、こうした私の予測が的中するようなら、これから先の世界は今までとは全く違う世界へと変身することになりそうである。恐らくそれは誰もが想像したことのないような厳しく暗い世界に違いない。それゆえ、そうした世界に身を置くことに対する準備をしっかりしておいて頂きたい。
またそうしたこととは別に、私が心配しているのは、こうした状況の中でも自然災害はなくなることはないという点である。ここ数年の動きを見ていれば、台風、地震、火山噴火などの発生は年々その度合いが増してきていることは確かなだけに、これから先、厳しい状況の中で更に自然災害の発生が加わる可能性は大である。
そうした点を考えると、読者の皆さんに置かれては、これまで私が申し上げてきたように、物心両面における準備をしっかりしておかれたほうがよさそうである。後は「笑う門には福来る」を信じて、明るく笑いのある日々を送ることである。それには鏡の前で笑うのが一番。やってみてはいかがか()。
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グローバリズム(世界の一体化)の後退は世界の経済を低迷させ、
その結果、発生するのが貧富の格差がもたらす紛争と動乱である。
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