桜、桃、スモモ、シデコブシ
富士山麓からの帰り道、国道137号線を走って御坂峠のトンネルを越えると、右手(東側)に「御坂路さくら公園」の桜が見えてくる。ちょうど見頃のようであったので立ち寄ってみた。山地の起伏を巧みに生かしたこの広大な公園一帯には、紅白の見応えのある桜が咲き誇っていた。
公園から国道に戻って少し一宮御坂インターへ進むと、左手の丘の上に桃畑が広がっている。畑一面に咲き誇る菜の花とその奥に咲く桃の花。黄色とピンク色のコントランスがなんとも言えない美しさを漂わせている。
さらに脇道にそれると、そこにはあまり見たことのない「スモモ」の老木がたくさんの花をつけて咲き誇っていた。その周りを白や濃いピンク色の「花桃
」が取り囲み、これもまた見応えのある風景であった。桃もスモモもおいしい果物だが、花桃の木は実をつけるものの、食には適さないため出荷されることはない。
今年は3月はじめまで寒い日が続き梅の開花が遅れる一方、4月に向かって一気に暖かくなったため桜や桃の花が早めに咲き、梅、コブシ、桜、桃が百花繚乱となった。8枚目の写真は国道の道路脇に咲いていた花だが、名前は何と呼ぶのだろう? コブシに似ているが花の数がコブシに比べて多く、シデコブシか白モクレンだろうか。
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