私が生涯をかけて探索して来たのが「4つの窓」、つまり「宇宙とUFO」「死後の世界」「真実の人類史」「世界の政治・経済」という嘘で塗り固められた「4つの世界」の真相探求であることは、読者は既にご承知の通りである。
その人類史の真相を追い求める探索の旅の一つが、グアテマラ、メキシコなどメソアメリカ一帯に残されたマヤ文明の探索であった。その結果、我々が長い間学校で教えられてきた数千年の人類史がいかに嘘事であるかが明らかとなった。
マヤの人々の歴史をたどると、学者が説く5000年より遙かに古く、レムリア・アトランティス文明へとさかのぼることになる。彼らは両文明が滅亡した地球規模の大艱難を地下に逃れて生き延びたあと、「ケツァルコアトル」と呼ばれる宇宙人グループによって文明再開を果たしたのである。
このケツァルコアトルこそが、人類の創世に関わった宇宙人の代表的存在である「龍蛇族系宇宙人」、つまり、我々日本人が古くから信仰してきた「龍神」そのもので、ペルーのインカ人が伝える「ビラコチャ」やグアテマラのマヤ人たちが呼ぶ「ククルカン」でもあったのだ。
今回、10年間にわたってグアテマラやメキシコなどのマヤ遺跡を探索中に撮影した「マヤ遺跡写真展」を開催にすることにしたのは、私がこれまで著書や講演会で語ってきた人類史の真相を、現地に赴けない皆さんに写真を見て頂いて、しっかり理解してもらえたらと願ったからである。
展示写真は遺跡の写真だけでなく、従来の歴史観を転換する上で重要な証拠となる「降臨するオシュラフンティク(龍神)」や「「謎の人頭像」などの「オーパーツ」と呼ばれる遺物の写真も何点か展示させて頂いた。また、聖地・ティカル遺跡で開催されたマヤ民族の神聖なセレモニーの写真も展示されており、この写真は世界広しといえども、他では絶対に見ることの出来ない貴重な写真である。
なぜなら、マヤ族の最長老・アレハンドロ長老がセレモニー参加の全ての部族の長老から私のセレモニー参加への承諾を取って下さったことによって、初めて参加することが出来たからである。長老からは、マヤ人以外でこのセレモニーに参加を許された人間は皆無に等しく、これからもないだろうと言われた。
数年前に長老を我が国にお呼びしたご縁がもたらした幸運であったが、私の過去性において南米各地でシャーマンをしていた時のご縁もその要因となったようである。
体調を崩す中、数十枚の写真のプリントアウトと額への挿入、説明文の作成など少々しんどい日々が続いたが、何とか頑張って予定通り本日の開催にこぎつけることが出来た。真剣に歴史の真相を探求する人にとっては、上野博物館などで行われる「マヤ展」などより遙かに見応えがあるはずである。是非、一人でも多くの方にご覧頂いて、誤った歴史観を転換して頂くことに役だって頂けたらと願っている。