一向に紛争解決の目処が立たないまま情勢が悪化し続けているウクライナ、死者が2000名に迫るガザ地区、国境封鎖が始まるまでに事態が悪化してきている西アフリカ3ヶ国のエボラ出血熱。日々伝えられるこうした暗いニュースを見るたびに心が痛む。
しかし、こうした記事をHPに書くには、目にしたくない映像や情報を何度も繰り返し見なければならず、その都度、心の痛みは増すばかりだ。 中でも、ガザ地区のいたいけな子供たちの惨状を目にするのはたまらない。目の前で両親を亡くし、自分自身も重症を負った6〜7歳の子供が治療中に爆撃の場面を思い出し、狂乱状態になって泣き叫ぶ姿は、あまりに痛ましい。
そんな傷ついた心を癒してくれるのは、散策中に目にとまる可憐な草花である。近づいてファインダー越しにその姿を眺めている時ほど心が癒される時はない。安らぎと癒やしの聖なるエネルギーを放射する花の精霊のパワーは
何よりの救いだ。
都会暮らしをしておられる読者の中には、そうした花たちと接することもなかなか出来ない方もおられることだろう。そんな方々の心の癒やしになればと思い、見慣れた草花であるが、散策の折に撮り集めた写真を掲載することにした。お役に立てたらなによりである。