日々の食卓に欠かせない野菜料理。 大根、ジャガイモ、ナス、キュウリ。
生で食べたり、炒めたり、煮たり、天ぷらにしたり。今の季節、キュウリの味噌もみは酒の肴に最高だ。
私は甲州名物「おほうとう」が好きで、年中欠かさず食べている。おほうとうといえば「うまいもんだよ、カボチャのほうとう」といわれるように、カボチャは欠かせない。
朝早く家の周りを散策していると、畑のあちこちに色とりどりの花が咲いているのが目につく。
園芸種でもなければ雑草でもない、畑に入って近くで見てみると、どれもがみな、栽培されている野菜の花たちである。
幼少の頃から目にしているものは、野菜と花が一致するものが多いが、中にはこの野菜がこんな花を咲かすのかと、改めて驚かされるものもある。 この時期、若芽や若葉が食卓に乗るギボウシや、サラダや炒め物など万能野菜のオクラなど、料理と花の姿が結びつかないものもある。オクラなど
花そのものをこれまで目にしたことすらなかった。
どんな野菜もみな、お花の精霊が宿っているからこそ実をならすのだから、本来なら箸をつける前に精霊に感謝し手を合わせなければいけないはずなのに、そこまで考えて食事する人は少ない。出来ることなら子供たちに「日々口にしているお野菜は、こんな綺麗な花が咲くんだよ!」といことだけでも、教えておいてやりたいものだ。食卓に花の写真を飾って食べたら、味も一味違ってくるかもしれない。
下段に13種類の野菜の花を掲載したので、ご覧になって野菜名をどれだけ当てることが出来るか、挑戦してみてはいかだろうか。 農家の方でなくても家庭菜園やベランダ菜園をしておられる方は、大方お分かりになられることと思うが、都会暮らしで野菜を目にするのはスーパーだけという方には、
60%正解が良いところだろう。
念のため写真の下に花の大きさを記しておいたので、参考にして頂きたい。先ずは、下のオクラの花から探してみてはいかがか。
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