このところ、全国各地で35度を超す猛暑日が続いている。今年の夏は湿度が高いだけに、風のない都会暮らしをしておられる方々は、さぞかし大変なことだろう。八ヶ岳山麓も暑いことには変わりはないが、3〜5度温度が低いことと、窓を開けておくと風が入る分、エアコンを使うことなく過ごせるので助かっている。
特に徳乃蔵は「蔵造り」であるだけに、日中の暑さの中でも一段と過ごしやすい。冬暖かく夏涼しい蔵造りのお陰である。それにしても、昔の人は冷暖房装置に代わる手段をこうした建築技術でカバーしていたことを考えると、その知恵の深さには驚かされる。
相変わらず、徳乃蔵ギャラリーの記帳簿には、南は鹿児島や福岡、広島、北は帯広や盛岡、仙台など全国各地からの来館者のお名前が書き連ねられている。まさに、距離や時間、経費には無関係のようである。そうしたご来館者が口を揃えて言われるのは、部屋に入った瞬間、心が穏やかになり、気持ちが癒されていつまでも留まっていたくなってきます、ということである。
江戸時代からの悠久の時間が詰まっていることと、ポロハウ長老がお伝え下さったように、ニュージーランドの最高のパワースポットであるトンガリロ山系とのつながりによって、彼の地から聖なる高波動エネルギーが注ぎ込まれていることが、心の癒やしに役立っているようである。
ギャラリーで、私の拙い写真をご覧になられた来館者の多くが感動されて、「HPや写真集で見るのとは迫力が違いますね、来て良かったです」と語って下さっているのも、徳乃蔵の放つ聖なるエネルギーが力を添えてくれているお陰に違いない。ギャラリーには、昨年の展示会で和宙君が来館者の前で切られた切り絵が3点展示されている。前回、切り絵展に来れなかった方には、展示期間中に是非ご覧になって頂きたいものである。
今、徳乃蔵の入り口と庭に咲くのはアジサイで、ちょうど見頃を迎えている。私も出来るだけ時間を割いて、顔を出すつもりでいるので、ご家族やご友人を誘われて、涼しい座敷蔵の中で聖なるエネルギーを浴びながら、ゆるりと心を癒されたらいかがだろうか。
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