遠出が出来ないまま4カ月が経過。多くの読者もロックダウンとマスクの着用でうつの気持ちになっておられたのではないかと思い、少しでも心を癒して頂けたらと、今週の月曜日に長野県の白樺湖に撮影に出かけてきた。
車中はもちろんマスクはかけず、車外に出ても同様。標高1800mの新緑に囲まれた自然の中で、マスクなどかけている人は一人もいない。
これが自然の光景である。東京の様に自宅待機が長い間続き、解禁後も都外に出ることがままならなかった皆さんは、さぞやうつ状態と化しておられたに違いない。
心のうつは体に悪い。外出できてもマスクをかけての街の中では、心は癒されない。しかし、解禁後すぐに新緑の山を訪ねることなど難しい方も
おられるだろう。そうした方々には掲載させて頂いた写真をご覧頂いて、少しでも心を癒して頂けたら幸いである。
風景写真の撮影で、一番絵になりにくいシーズンは夏である。春は満開の桜、秋は色鮮やかな紅葉、冬は積雪の雪景色と絵になる材料がそろっている。しかし、夏はなかなか絵になる景観を探すのが難しい。今回は
白樺湖に新緑の山をからめて何とか撮影してきたが、山沿いの道沿いに咲く花を探すのが一苦労であった。
幸いにも、蓼科湖の近くまで降りて来た所で
、咲き始めたアジサイなど絵になる花に出会ったので掲載させて頂いた。少しでも心の癒しに役に立てて頂けたら幸いである。
ロックダウンを解除した米国など諸外国の感染状況を見ていると、再び感染が拡大し始めているようである。各国とも経済の停滞を防ぐことを優先し、無理を承知で解除しているようなので、このままでは再び感染拡大が広がる可能性が大きそうである。
そうした状況を見ていると、我が国の様に感染者数も死者数も少ない国でも、再び外出禁止令が発動されることになるかもしれない。出来たらその前に、自然の中に身を置かれて爽やかな気分を味わい、心を癒されたらいかがだろうか。