秋後半から冬にかけてこの1カ月、撮影で外に出かける機会が全くない日々が続いた。コロナ禍のためでも多忙のためでもない。カメラを向けたくなるような景観
を見ることが出来なかったからである。例年なら紅葉の彼方に浮かぶ積雪の富士や八ヶ岳の姿を、目にすることが出来なかったからである。
こんなことは珍しいことであった。気候が暖かかったことと、雨が少なかったために2500mを超える山頂部でも降雪が無かったからである。数日前にようやく山頂部は雪に覆われた
ものの、雲に覆われてしまったために絵にならない
状態が続いている。トップページに掲載した写真は一時だけ雲が消えかかった瞬間に、我が家の窓から撮影したものである。
我が国でもコロナ禍が猛威を振るい始めているが、我が郷里・八ヶ岳山麓では幸いにも感染者は皆無状態で、撮影に外出するのに支障
のない日々が続いている。しかし、撮りに行く場所がなければ、出かけるわけにはいかない。なんともはや、カメラマンにとっては寂しい日々の連続であった。
そんな憂鬱な日々が続く中、明るく過ごせるのは愛犬ルナと愛猫ステラのお陰である。休日日には孫が加わって4人で過ごす時間がまさに至福の時。
夜には左手にルナ、右腕にステラを抱いての睡眠となるが、それは双子の赤子を抱いて寝る母親のようなもの。しかし時には、朝起きると腕や背中が筋肉痛に見舞われ、
体中にシップを張りつけることとなる。
さて徳乃蔵の営業もあとわずか。来週の金、土、日の3日間となった。来年の営業開始は1月22日、1カ月のお別れである。コロナ禍でロックダウンが始まらなければよいのだが、最近の感染率の広がりを見ていると、少々不安である。
無事、皆様との再会が叶い、お元気なお顔を見れることを、ルナ、ステ共々願っています。皆さまどうぞお元気でお過ごし下さい。