コロナ禍の中の記録的な猛暑という、かって経験したことのない厳しい日々が続く中、読者の皆さんにおかれてはいかがお過ごしだろうか。特に都市部でお暮しの方々はさぞや鬱々(うつうつ)とした日々を送っておられるのではなかろうか。
そうした皆さんの心を少しでも癒して差し上げれたらと思い、週末には草花の写真を掲載させて頂いてきたが、鬱な状況から脱却して頂くには、緑に包まれた八ヶ岳山麓の景観がお役に立つのではないかと思い、標高1300m〜1500mの清里、野辺山
方面に撮影に出かけてみることにした。
既に何回か掲載させて頂いている風景であるが、そのほとんどは春、秋、冬の景観である。今回は緑に覆われた景観を撮影の対象としているため、なかなか絵になる写真は撮れなかったが、少しでも心の癒しにお役に立って頂けたらと思い、掲載させて頂くことにした次第である。
雄大な緑の景観となると、青空の下の風景を狙いたくなる。しかし、この夏はなかなかそうしたチャンスが少なかったため、わずか十数枚の写真撮影のために、4回にわたって、出掛けることとなった。標高が1300mを超えているというのに、炎天下の中での撮影はかなり厳しく、数時間かけて撮影して帰宅すると少々ぐったり。そんな私を元気づけてくれたのは、ルナとステラであった。
玄関に入ってルナの鳴き声を聞いた瞬間に疲れは吹っ飛ぶ。部屋に入りソファーに横になっているステラを抱くと不思議なことにその温かさがなんとも心地よいのだ。娘と孫がプレゼントしてくれた二匹のルナとステは私にとって最大の癒しの宝である。
今回の八ヶ岳山麓風景写真は2回にわたって掲載させて頂くことにしたので、ゆっくりとご覧頂き、少しでも心の癒しに役立てて頂けたら幸いである。