御謝鹿池
(みしゃかいけ)を訪ねた後、近くにある蓼科湖(たてしなこ)に向かった。途中で見た水田に浮かぶ木々や田植機を使って稲を植えている光景を掲載させて頂いた。この辺りの田んぼはかなり広いため、手で植えるには人手がかかる。そのため、ほとんどの農家は田植機を利用しておられるようである。
この田植え機の仕組みを見てみると、なんともはやうまく考えたものだと感心する。昔は何人もの人が横に一列に並んでかがみ込んで植えていたものを、今は
作業する人は一人、稲を積んでゆっくり走れば、田植機の上段に積んだ稲が自動的に機器の溝に沿って下に移動して、先端にある植え付けの爪が植え付けていく仕組みになっている。その時、肥料も一緒にまいていくので効率性は抜群である。
今は農業に従事出来る人の人数が少ないため、広大な田んぼに稲植えをするにはこうした機器がなければ、稲作は不可能である。読者の皆さんの中にはこうした田植え機を使った田植えの光景を見たことがある方もおられることと思うが、田植機がどんな仕組みになっているかご存じの方は少ないと思ったので、「クボタのたんぼ」のウエブサイトに掲載されていた図を参考までに転載させて頂いた。
機器の価格は植え付けていく苗の列の数によって100万円以下から700万円以上まであり、
写真に写っている機器は300万〜400万円位はするようである。経費が掛かって農家の方も大変だ。