秩父多摩甲斐国立公園の中心地・昇仙峡を訪ねた。我が家からは40キロ程の距離で直行すれば1時間かからずに到着する。令和2年度の日本遺産に認定された渓谷美を誇る昇仙峡は標高差があるため、色づき始める時期が少しづつずれ
るので、1カ月以上もの間、紅葉を楽しむことができる。最初に訪れたのは11月
の第1週、2回目は15日。
長い歳月をかけて削り取られた壮大な花崗岩の白い岩肌の断崖や奇岩が、遊歩道に沿って約5キロにわたって続いている。遊歩道の最も高い位置にある駐車場まで車で登り、そこから渓谷沿いに流れる川に沿った遊歩道を歩いて降りる。
最初に目にするのが「仙娥滝(せんがたき)」(次回掲載)である。そこから流れ落ちた豊富な水の流れに沿って
造られた遊歩道を歩いて下っていくのだが、目の前に広がる渓谷の紅葉はなかなか見ごたえがあった。撮影を終えた後、さらに高台に向かって車を走らせると「荒川ダム」に到着する。ダム周辺の紅葉も綺麗であった。(写真G、H)
今回はこうした昇仙峡の様々な景観を撮影したため枚数が多くなったので、2回にわたって掲載させて頂くことになったが、今年の紅葉写真の最後となりそうなので、ゆっくりとご覧頂き心を癒して頂ければ幸いである。