先日、3月24日に2年ぶりに北杜市武川町
の実相寺を訪ねた。樹齢2000年の山高神代桜が見頃を迎えていることを耳にしたからであった。
実は数日前に、知人から神代桜が満開に近づいている話を聞いて、一瞬耳を疑った。というのは、2年前に満開の桜を撮りに訪ねたのは4月の10日頃であったのを思い出したからである。
HPに掲載していたので確認してみたら、訪問日は4月9日であった。そして、その翌日には雪が降り何十年に一度という雪化粧した神代桜を、スノータイヤを履いて眺めに行ったことを思い出した。HP「実相寺を訪ねる
A」に掲載したので皆さんも記憶に残っているに違いない。
ところが、今年は2週間以上早い3月24日に満開を迎えていたのである。温暖化が進む中、気候変動の激しさを感じざるを得なかった。訪ねてみると平成14年から行われてきた大規模な樹勢回復工事によって、生き返った古木
が綺麗に咲き誇っていた。
今年はコロナ禍の中なので見物客は少ないだろうと思っていたが、現地に着くと例年通りの人出で、にぎわっていた。こんな時だからこそ多くの方が、桜の花の精霊が発する聖なるエネルギーを浴びて、沈みがちな心を癒そうと出掛けて来ているようである。