初夏並みから一転大雪へ
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我が家から眺めた白銀の世界 (クリックで拡大)
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世界各地で大雪や干ばつ、地震が続発しているが、我が郷里も季節はずれの春の大雪に見舞われ、今朝は朝から庭の雪かきである。これまでがまるで
初夏のような天気が続いていただけに、3日前(7日)の10pほど積雪にも、驚かされたが、今度は40p近い真冬並みの大雪で、またまたの驚きである。
我が家は標高が900mほどの地にあるが、八ヶ岳山麓の野辺山や清里高原一帯は1300〜1400mほどの高地にあるので、積雪はさらに多く、ニュースを見ると
50pを超してい
るようである。
昔から「春の大雪」という言葉があるように、3月に入ってからも大雪に見舞われることはたまにはあるのだが、今年は初夏を思わせるような20度近い暖かさが続いた後だけに、通常の春の珍事とは少々意味合いが違う
感じである。
こうして身の回りの現象を見ていると、現在我々の遭遇している気候変動が、地球温暖化という一言で括(くく)れるほど単純なものでないことがよく分かる。先日ある方が、気候の変動の要因の一つには、世界中の海水の汚染があると語っていたが、ここ半世紀、我が国や欧米・ロシアなどの先進国
によって汚されてきた海水は、今、中国、インド、ブラジルといった発展途上国による
更なる汚染によって、原初の地球環境から見たら、吐き気を感じるほどに汚され、毒されてきているはずである。
今さえよければ、自分さえよければ、金さえ入れば・・・・・・の物質至上主義的なエゴによってここまで傷つけられ、汚されてきてしまった地球は、今、
その身をのた打ち始めている。見方を変えれば、人類への報復が始まったと言うことでもある。次回から連載する予定の中国の「砂漠化と水質汚染」のレポートを見て頂ければ、身近にある隣国中国において、その状況がいかに進んできているかが実感できるはずである。
今日もまた、沖縄の海では比嘉良丸氏が海水浴には冷たすぎる海水に何時間も身を沈め、自然災害の沈静化と人類の平穏を祈願して
、捨て身の行に入っている。感謝、感謝である。しかし、もはや一人や二人の祈りの力では、地球をなだめすかすことは出来ないところまで来ているのが実情である。
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雪の中のツグミ (クリックで拡大)
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