フランスの巨大雹(ひょう)と大洪水
フランス東部のモンベリアールで9日、嵐とともに非常に大きなひょうが降った。この影響で複数の家屋の屋根が壊れ、1000台以上の車が被害に遭った。BSニュースを見ると、ひょうの大きさは野球のボール大もあったようで、車のフロントガラスや窓ガラスの割れ方も半端ではなかった。
現地の人々は、こんな巨大なひょうが大量に降ったことは過去に経験がなく、その被害の大きさに驚いているが、確かにこぶし大の氷の塊が天から、あめあられの如く降ってきてはたまったものではない。先のHPでグアテマラと中国の地下異変をお知らせしたが、異変が起きているのは地下だけではないようである。
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そんなフランスで今度は南部地方が集中豪雨による大洪水に見舞われ、多くの道路に加え空港2箇所が閉鎖され、鉄道の運行は全線運転見合わせとなっている。死者の数も20人を超し、12万世帯で停電が発生している。
テレビに映り出された映像を見る。普段は小さな小川に過ぎなかったという川に大量な水が溢れ、怒濤のような水流に、車が次々と流れ込んでいく姿はまるでドミノゲームを見ているようであった。下記に記したユウチューブを見るとその凄さがわかる。 |
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www.youtube.com/watch?v=GTTn-HlHSxI
中国の洪水・赤褐色の泥水噴出
一方中国では、先の巨大な陥落穴の出現に続いて、またもや四川省の住民を驚かせるる赤褐色の泥水が噴出して話題になっている。写真で見る限り、たんなる粘土質の土壌が湧き出たのとは違うようように思われる。それにしても、先の陥落穴といい、住民にとっては不安な気持ちになる奇っ怪な現象が続く中国である。
また、同じ四川省を含む南部の各省では、春先に続いて再び洪水による被害が広がっている。すでに死者の数は200人を超し、被災した家屋は16万戸を上回っているようである。上海万博の陰に隠れて
大々的に報道されずにいるが、続けざまに発生する「地震」に「地穴」、「干ばつ」に「暴雨」、さらには謎の「液体の噴出
」と、今や中国は自然災害や奇っ怪な出来事のオンパレードである。
謎の赤色液体、路面に突然噴出 2012映画連想で市民パニック=四川省
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四川省成都。繁華街で路面が突然盛り上がり、できた隙間から
赤褐色の泥水が湧き出した(大紀元資料室) |
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【大紀元日本6月21日】17日午後3時ごろ、四川省成都市の繁華街で突然路面が盛り上がり、出来た隙間から大量の赤褐色の液体が湧き出た。「地球の血液だ。2012の中でもこの現象があった」と、驚いた市民によるネット掲示板への書き込みが殺到し、パニックが広がっている。
中国大陸の各メディア報道によると、この赤褐色の液体は鶏卵ほどの大きさの気泡とともに幅5メートル、長さ10メートルにわたり流れ出していたという。流れ始めてから1時間後、路面を清掃する業者が現場に到着しても、液体の流出は止まらなかった。午後4時半頃になって、ようやく流出速度が緩やかになったという。
現場付近で工事を行っている作業員は、「工事中によくあることで、大した問題ではない。周辺住民の生活にも影響はない」と話した。
一方、突然湧き出した液体に、市民は驚き、ネット掲示板に多くの書き込みが殺到した。作業員の「よくあること」のコメントに対し、「数十年工事を見てきたがこのような現象は見たことがない」という反論や、「地震に地穴、干ばつに暴雨、今度は謎の液体か」という書き込みが飛び交った。4月以来四川省で突然現れた謎の地穴の現象もあり、市民の間に不安が広がっている。
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中国南部の7省で6月13日以来、大雨で洪水が発生。写真は福建省の南平市(大紀元資料) |
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中国南部7省、豪雨で洪水被害 死者69人 拡大懸念
【大紀元日本6月19日】中国南部で13日から大雨が降り続き、洪水や土砂崩れなどの被害が相次いでいる。国営新華社の報道によると、18日午後までに、福建、広西、四川、広東、江西、湖南、貴州の7省(自治区)で、69人が死亡、44人が行方不明。また、倒壊した家屋は3.4万戸以上、直接の経済損失は65億元。
連日の豪雨により河川の水位が上昇し、福建省閩(びん)江支流や広西チワン族自治区西江支流、江西省贛(こう)江上流、湖南省湘江上流などで警戒水位を超え、洪水が発生している。
中央気象台によると、今後1週間も大雨が続く恐れがあり、被害の拡大が懸念されている。
中国国家防迅抗旱総指揮部弁公室の統計によると、6月16日までに22の省、自治区、直轄市で、洪水災害により197人が死亡、62人が行方不明となっている。倒壊した家屋は16.2万戸で、およそ260億元の直接経済損失が発生しているという。