今度は南米で異常気象
 

 


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今度は南米で異常気象
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米軍、シリアに巡航ミサイル発射
シリア空爆は世界を混乱へ
頻度を増す一方のテロ
実りなき米ソ外相会議
危険度を増す一方の世界情勢
トルコ真っ二つ
西之島再び噴火始まる
混乱にまた一歩近づく世界情勢
イスラエルのラビが残した警告
狂気の殺傷事件と死者数を増す自然災害
福島の山火事
北アメリカと北欧の異常気象
北朝鮮・弾道ミサイル発射
北朝鮮と金正恩の実体 @
北朝鮮と金正恩の実体 A
第二のウォーターゲート事件となるか
トランプ大統領外遊の成果は?
ロシアとスリランカの記録的な災害
中国・急増する高齢者の自殺
米国・パリ協定から脱退
止まらないヨーロッパのテロ
キャッシュレス化が進む世界 @
キャッシュレス化が進む世界 A
またロシアで反政府デモ
国家衰退に向かう英国と米国
IS最高指導者バグダディ死亡説
災難続きのヨーロッパで、テロと山火事
米軍機またもやシリア軍機を撃墜
ポルトガルの森林火災さらに拡大
シリア難民の悲惨な実体

コロンビアとペルーの記録的な洪水

 
 

 
 


コロンビアのモコアで、洪水のあとチェーンソーを持って川の中を歩く救助隊 (ロイター)
 

 

 

北米大陸を襲っている竜巻や鉄砲水、落雷による火災は今も続いており、 バージニア、ルイジアナ、ミシシッピーなど南部の多くの地で建物の崩壊などで死者も出ている。 一方、4月1日未明にかけて、南米大陸のアンデス地方を襲った 豪雨はペルー、エクアドルとコロンビアなどに大きな被害をもたらしており、多数の死者と行方不明者が出ている。   

コロンビア南西部に位置する人口約4万2000人の県都・モコアでは、大規模な洪水により少なくとも子供43人を含む250名以上が死亡、200人が行方不明、けが人が400人に達しており、サントス大統領は災害緊急事態を宣言。

また下流のビリャガルソンの町でも被害が広がっており、消防隊員らが82人の遺体を収容したが、まだ多くの遺体ががれきに埋まっているようである。 今回コロンビアを襲った災害は記録的な規模で、2015年の死者92名よりはるかに規模が大きく、気候変動による影響が更に大きくなっていることを示している。

一方。コロンビアの南に隣接するペルーでは、昨年12月から断続的に発生している豪雨により、各地で過去最大級の洪水が発生。  首都リマでも5本の川の氾濫や土砂崩れ,地滑りなどにより、多くの死者が出ている。 そうした様子はセサル・ラトーレ氏から聞かされていたが、先月18日に発生した洪水による死者は100人近くに及び、負傷者はおよそ300人、70万人が家を失っている。

今回の悪天候によるペルーの被害の詳細はまだ分からないが、1月と3月の洪水の被害が大きかった後だけに被害がさらに拡大しているのではないかと心配である。 首都リマは何度も訪ねた街だけに、被害に遭った人々の状況が目に浮かんで心が痛む。
 

コロンビアの惨状

 
 

 
 


河に近い街は流されてきた大きな石と木々で埋め尽くされてしまった。(上下)
 

 
 

 
 


ここでもまた多くの子供たちが犠牲になったようだ。
 

 
 

 
 

 

 



ペルーの惨状

 
 

 
 


首都リマやその周辺の町は泥流に飲み込まれ都市機能が麻痺してしまった
 

 
 

 
 

 

 
 

 
 

 

 

 

異常気象をもたらす海水温の上昇とその要因

 
 

 
 


最近の情報では南極の氷の面積が異常に縮小してきているようである。
16年前、南極の氷上で一夜を過ごした氷層は今はもう熔けてしまっているのだろうか?

 
 

今回の一連の洪水被害の発生を前に先月、コロンビアの気象局は「4月は記録的に雨の多い月になる恐れがある」と最大レベルの警報を発し、警戒を呼びかけており、まさにそれが的中したわけである。 この警報の根拠となったのは「エルニーニョ現象」と呼ばれるペルー沖の海水温の異常な 上昇ではなかったかと思われる。 実は、3月31日のペルー沖の海水温が平年を5度近く高くなっていたのである。

海水温の上昇は大気の流れを変え、それは隣り合った一方を温暖化に導くと同時に片方を寒冷化に導くことになる。 また同じエリアを2ヶ月先の暖かい陽気にしたかと思うと、翌週には2ヶ月前の寒気に導くことも あり、決して地球全体を一様に暖かくしているわけではないのだ。 最近の米国やヨーロッパ大陸の気象を見ているとそれがよく分かる。

それでは、そうした異常気象を引き起こしているとされている海水温の上昇の要因は何か? 多くの人々は二酸化炭素(CO2)の増加によるものと考えているようだが、私はCO2増加も要因の一つではあるが、他にもっと大きな要因があるのではないかと思っている。  CO2の増加だけでは、広い海の中でペルー沖など特定の海水域だけが、5度近くも上昇する理由が説明出来ないからである。

先日、南極大陸の氷の面積が3月はじめに、211万平方キロメートルとなり、観測史上最も小さくなったことや、北極海の氷の面積も、38年間の衛星による観測史上最小となり、2015年2月の9万7000平方キロメートルを さらに下回ったニュースが伝えられた。

 
 

 
 


2002年の北極への旅で遭遇したシロクマ親子。
北極圏の氷の縮小はシロクマにとって死活問題だ。

 
 

多くの学者はその要因を海水温の上昇としているようだが、実はそれでは説明つかない現象が起きているのだ。 デンマークの気象研究所が発表し たデータでは、北極圏に位置する日本列島の数倍もあるグリーランド島の氷の量は、昨年11月頃から平年値をかなり上回る量となっており、2017年に入ってからは過去最大量を更新し続けている のだ。 

北極圏の氷の面積が最小となっているのに、なにゆえ同じ北極海に浮かぶグリーンランドの氷が最大となっているのか、CO2による要因だけでは合点がいかないではないか。  Co2とは別に、現代科学では解明できいない未知の要因があるのではなかろうか。 その要因の一つを、私は海底のマグマの上昇など地殻の変化や宇宙から注がれるエネルギーの変化ではないかと考えている。

いずれにしろ、北米から始まって、北欧や南欧、中東からアフリカ、中国、南アジア、さらにはオーストラリアに至る 地球の全てのエリアで自然災害が年々増加し、その規模が巨大化してきていることは、私の読者なら既に十分ご承知のはずだ。 

それを知って頂くために、こうして世界各地の自然災害の様子を掲載して続けて来ているわけである。 読者におかれては、あわただしい日常生活に流されずに、本格的なリセットがいつ始まっても良いように、しっかり と備蓄と心の準備だけはしておきたいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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