記録的な猛暑が続くポルトガルで17日に記録的な山火事が発生し、死傷者の数が130名近くに達していることは20日付けの記事「災難続きのヨーロッパでテロと山火事」でお伝えした通りである。 大分日数が経過したので、既に鎮火したのではないかと思っていたところ、今朝のスペインTVEは17メートルを超す強風と道路封鎖のため、国を挙げての消火活動にもかかわらず、発生してから10日近くたった現在もなお延焼し続け、被害が拡大していることを伝えていた。
既に2000人ほどの避難民が発生しており、延焼が予期されている地区でも、想像以上の早さで燃え広がって来ているため、着の身着のままで避難する人々が出ており、被害はますます広がり続けているようである。 近くには希少動物が生息し、世界遺産にも指定されているボギャーナ国立公園があるため、空と陸から必死の消火活動が続けられているが、先行き不安が広がっている。