今回もまた米国の暗い心の痛むニュースである。
米国・テキサス州のテキサス大学オースティン校で、一人の学生が狩猟用のナイフで仲間の学生を次々と刺し一人が死亡、4人が病院に搬送される事件が発生。 逮捕した後の事情徴収ではこれといった犯行の動機が見当たらなかったようである。
一方、カリフォルニア州のサンディアゴでは、日曜日、集合住宅のプールサイトでパーティーをしている最中、突然、デッキシートで横になっていた男が発砲。 近くにいた人を次々と撃って7人が負傷し1人が死亡する事件が発生。
この発砲事件も動機も動機らしい動機はなかったようで、ガールフレンドとのいざこざであったと言うから、被害に遭った人々はたまったものではない。 テレビを見ていて驚かされたのは、銃撃したり、ピストルに銃弾を詰め変える最中、男がデッキシートに座って別離したガールフレンドと携帯電話をしているシーンであった。 人を撃ち殺すことなど、たんなる憂さ晴らしにすぎないというのだから、もはや人間のする行為ではない。
学校内でこれと言った動機もなく無差別に仲間の学生をナイフを刺す。 電話で恋人に別れの憂さを話しながら、同じ集合住宅に住む人達に向かって無差別に銃を乱射する。 いかに人の心が異常になってしまっているかを、まざまざと見せられた二つのニュースであった。
|
|
|
|
犯行者はデッキシートに腰掛けて銃弾を詰め替えている。 こんなシーン見たことがない。
|
|
竜巻と洪水で死傷者多数の発生
|
|
|
|
ABCニュースは今日もまた、米国では見慣れた風景を映し出していた。
|
|
|
|
|
|
吹き飛ばされた大型車両が、竜巻の凄さを物語っている。
|
|
人心動乱が進む一方で、トランプ政権下の米国では相変わらず自然災害が発生し続けている。 これまでと様子が変わりだした点は、死傷者の数が増してきたことである。 米国の自然災害のニュースはこれまでに数え切れないほど掲載してきたが、不思議に思えたことは、竜巻やハリケーン、洪水など被害規模の大きさに比べて、死者や負傷者の数が極端に少ないことであった。
ところがこの週末に起きた竜巻と洪水では、死者や負傷者の数が今までになかった数に達していた。 死傷者の数は次第に増えて来るのではないかと案じていたが、どうやらそんな心配が現実化してきたようである。
テキサス州では3つの強力な竜巻が連続して発生。 少なくとも4人が死亡、数十人が負傷したようである。 また南部のアーカンソー州やミズリー州では大雨による洪水により、女の子がおぼれたり女性が車ごと流されなどして、死者や行くへ不明者の数は十数人に達しているようである。
恐らくこれから先は、災害時における死者や負傷者の数はさらに増えてくることになるのではなかろうか。 そんな不安が的中しないことを願っている。
|
|
|
|
洪水に沈んだ町の一角。 こんな悲惨な情景も見慣れた風景となってしまった。
|
|
|