年明けから記録的な寒波に見舞われている米国東部。 1週間前には「記録的な猛暑と大寒波」でお伝えしたように、マサチューセッツ州の海岸では「海の波が凍る」という、非常に珍しい光景が出現。 寒波と降雪で22名の死者が出たニュースをお伝えしたばかりである。
ところが一転して先週末には春の陽気となり気温が急上昇。 その結果、凍結していた河の氷が溶け、周辺の道路や住宅地に大量の氷や水が押し寄せ、各地に季節外れの「アイスジャム」と呼ばれる、珍しい「氷の洪水」を発生させた。
我が国でもここ2、3日、一気に春の陽気になり、大雪の降った北陸や東北では、急激な雪解けによる被害が心配されていたが、幸いにも、今のところ大事には至っていないようで何よりである。 全ての面でケタ違いのことが起きる米国ではあるが、掲載した写真を見て頂ければ、今回の被害もまた、かなりの規模であることがお分かりになるだろう。
先日、2017年の米国の自然災害による被害額が、空前絶後の大変な額に達したことが発表されていたが、年初早々から始まった、カリフォルニアの大規模な洪水に続く今回の被害の様子を見ると、どうやら2018年は昨年を上回る被害規模になりそうである。