先日、「ロシアと米国の異常気象」で、米国・ペンシルベニア州南西部のピッツバーグ近郊で発生した、列車とタンクローリーとの衝突事故についてお伝えしたばかりであるが、それからわずか1週間余で、今度は歩道橋が崩壊するという信じ難い事故が発生。
15日午後の1時半頃、道路上に新しく設置したばかりの長さ53メートル、重さ950トンの歩道橋が突然崩壊。 下の道路を走行中の車数台を巻き込み、複数の死傷者が発生。 現地の警察官の発表では、少なくとも8台の車が巻き込まれたようで、100人を超す救助隊によって夜を徹しての救助が続いている。
この歩道橋は近くの大学生が歩道を渡る際に多くの死傷者が出ていることから設置されることになり、10日に設置されたばかりで、それからわずか5日後の事故である。 幸いにもまだ通行が許可される以前だったので、歩行者の被害は発生しなかったものの、もしも、利用が始まっていたら大変な惨状となるところであった。
それにしても、橋がかけ終わり数日後には歩行が始まろうという時に崩壊するとは何とも驚きである。 これが中国ならあり得ることだが、最高度のテクノロジーを持ち、建設にはプロの専門家が関わっていたことは間違いないと思われるだけに、今回の事故には、何か深い意味が込められているのかもしれない。
銃の乱射事件で17名の死者が出てから1ヶ月。「トランプよ恥を知れ!」とののしられたものの、その後にトランプ大統領のとった行動は教師に銃を持たせることだけ。 銃の規制に関する措置は全くとっていない。
事件発生から1ヶ月後の一昨日、全国から集まった学生たちがホワイトハウスの前で、死者の数と同じ17分間にわたって横たわっての抗議などお構いなし。 トランプにとっては30億円を超す資金を提供してくれる全米ライフル協会を敵に回すことなど、とんでもないことなのだ。
全米の学校の数や教師の数を考えたら、教師に銃を持たせることは新たに大量の銃の販売を促進することになる。 これなら全米ライフル協会は喜んでくれるに違いない。 全てがカネ、カネの彼でなければ思い浮かばない素晴らしい知恵である。
今回は全米ライフル協会に新たな恩を売ったことになるのだから、11月の議会選挙に対する支援金はさらに増すことになることだろう。 あの世への旅立ちの際には、たくさんの札束を持って行けることを祈ってあげようではないか。