台湾の地震、株価の暴落、シリア内戦の再発
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600ドル、1000ドル、1500ドルの暴落に唖然とする株取引人
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2日からオープンした徳乃蔵。 お陰さまで、「マヤ・オルメカ展」をご覧になられた皆さまから、多くの写真をご注文頂き嬉しい限りである。 休日となった5日には、1日がかりでそのプリントアウトを済ませた後、6日早朝からは北海道の雪景色を撮るために帯広へ。 帰宅したのが昨日8日遅くになったため、HPの記載が出来ずにいた。
わずか数日間のことであったが、その間、世界各地では、台湾の大型地震や株価の急激な下落、新たなシリアにおける戦闘の激化など、大きく揺れる事態が次々と発生。 そのどれもこれもがみな暗いニュースばかりであった。
フィリピンのルソン島のマヨン火山の噴火から始まった天変地異は、わずか数日間で本白根山の噴火、アラスカ沖のマグニチュード7.9の地震へと続いたあと、今度は台湾で大きな被害の出たマグニチュード6.4の地震と相成った。 致命的な噴火や地震とはなっていないが、短期間でこれだけ多くの天変地異が続くのは異常である。
一方、安定しているかに見えていた世界の株価の下落が始まり出したようである。 ニューヨークダウは先週末2日・金曜日の600ドルを超す下げから始まり、1100ドルの下落の後、一旦500ドルの急上昇があったものの、昨日は再び1000ドルを超す下落となった。
こうした動きに動揺し、我が国をはじめ世界中の株式市場が混乱し、株価の記録的な乱高下が発生している。 30年前の1987年10月に発生したブラックマンデーや、10年前の2008年9月のリーマンショックを思い出す状況と化して来ており、1000ドルを超すニューヨーク市場の下落は過去にない数値となっている。
しかし、株価そのものが26000ドル台となっているため、下落率からするとブラックマンデーに比べると遥かに低い数値であるため、まだ大騒ぎする必要はなさそうである。 ただ、私が気になっているのは、今回の暴落には、これと言った要因が見当たらない点である。
トランプ大統領による大幅減税など株価上昇を支える要因や好景気を裏付けるデータが重なっているだけに、今回の暴落劇は不可思議な点がある。 それと、今回の大幅下落の始まりとなった2月2日の下落額は、「666」ドルという、不気味な数値であった点である。
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マグニチュード6・4の地震で傾き倒壊直前のビル (台湾)
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また、過激派組織・IS(イスラム国)の重要な拠点となっていたモスルやラッカなどが政府軍によって奪回され、シリアやイラクでの戦闘は休戦に向かうのではないかと思われていたが、シリアでは再び戦闘が激化し多数の市民が犠牲となっている。
首都ダマスカス近郊の反体制派の拠点では、政権軍の激しい空爆で市民170ほどが死亡。 また シリア東部での戦闘では有志連合軍による爆撃では、100人を超す一般市民が犠牲となっている。
どうやら、シリアの戦闘は政府軍と反政府軍の戦いという6年前の内戦のスタート時の状況へと戻ってしまったようだ。 アサド政権軍はロシア軍と一体となっており、反政府軍は米国が中心となった有志連合軍が後ろ盾となっている。
そのため、戦闘の実体は次第に「ロシア対米国」の争いと化して来ている。 そこにシリア北部を支配地域にしようとしているクルド軍部隊を滅ぼそうと、トルコ軍が越境攻撃を始めており、いまやロシア、米国、トルコ、それにクルド族など様々な国や民族の思惑が入り乱れて、もはや手のつけられない状況と化して来ている。
こうして見てみると、自然現象、株価の下落、ロシア対米国の対立など、世の中は日に日に悪しき方向に向かっていることは明らかである。 我が国のテレビはオリンピック一色と化しているが、今やオリンピックに夢中になっている時ではないのだ。
読者におかれては、しっかりと世界の動きを見届けて頂き、何が起きても動揺することのないよう、近未来に向けて、心の準備をしておいて頂きたいものである。
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空軍機から投下される爆弾。
その下には多くの一般市民が暮らしているのだ。
子供や女性たちのなk叫ぶ声が聞こえて来そうだ。
子供や女性たちの泣き叫ぶ声が聞こえて来そうだ。
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