心を癒す不思議な光景をご覧頂きたい
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アフリカのサハラ砂漠に降った雪が赤褐色の砂を覆い、一部が溶け出して
赤と白の見事なコントラスを醸し出した。 滅多に見ることのできない光景だ。
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昨年の1月8日付の記事「サウジの砂漠が花園化」では、
アラビア半島にあるサウジアラビアの砂漠が緑化し、牧草が茂り、花が咲き乱れる異常な光景が広がる様子をお伝えした。 実はその驚異的な現象は、その前年の12月9日付の「尋常でなくなって来た世界の気候」でお伝えしたサウジアラビア北部のネフド砂漠や南部のルブアルハリ砂漠に雪が積もり、その後に洪水が発生したことがもたらした現象であったようだ。
このような形で今地球の気候は大きく変わろうとしており、その結果、我々はこれまでには見ることのできなかった、珍しい景観を目にすることが出来るようになって来ているのだ。 それはまさに、地球の再生が次第に近づいていることを知らしめるための、天からの啓示に他ならない。 洪水やハリケーンだけが啓示ではないのだ。 今年はそんな現象がアフリカ北部の砂漠で発生しようといるようである。
1月7日、北極からの寒波がヨーロッパから大きく南下し、アフリカの北部にかかったため、地球上で最も暑い場所として知られるアフリカのサハラ砂漠で、異例の積雪があったのだ。 サハラ砂漠の雪は大変珍しい現象であるが、近年、その発生回数は
増えて来ているようである。 やはり地球の異常気象が地球的規模で本格化して来ていることは間違いなさそうだ。
最も暑い場所とは言っても、冬は夜間の気温が急落
するようであるが、降雪となると、それはそう滅多にあることではなく、今回の「サハラへの入り口」と呼ばれるアルジェリアの町アインセフラの積雪は、過去40年で2度目だという。 ただサハラ砂漠全域では
、もう少し回数が増してきているようである。
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ラクダもさぞや驚いたことだろう。 背中に積もった雪が印象的だ。
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いずれにしろ、極めて珍しい降雪であったことは間違いなく、所によっては38〜40センチの積雪があったと伝えられており、日中もかなり長時間、溶けずに残っていたため、住民らは砂丘に積もった雪の上を滑り下りるなどして楽しむことが出来たようである。 砂漠での雪滑りをした人々の気持ちは一体どんなだったであろうか。 是非聞いてみたいものである。
我々には砂漠と言えば白灰色のイメージしかないのが普通である。 カブレラストーンの探索で何度か訪ねたペルーの砂漠などどれも皆白灰色であった。 しかし、サハラ砂漠の砂は赤褐色をしているのだから驚きだ。 今回の赤い砂漠と白く輝く雪との極めて珍しい
コントラスの雪景色は、そんな「珍しい砂漠」に「驚きの雪」が降った、正に珍事中の珍事がもたらしたものであったのだ。
それにしても、掲載した写真をご覧になられたらお分かりのように、なんとも絵になる光景である。
写真を撮影する人間の一人として、出来ることなら一度こんな場面に出会いたいものだと思ってしまう。 おそらく、北極や南極での撮影とはまた一つ違った感動を覚えるに違いない。
読者に是非この珍しい砂漠の雪景色を見て頂いて心を癒して頂けたらと思い、幾つかのブログを探して、印象的な写真を見つけて転載させて頂くことにした
。 実はもう少し早く掲載する予定であったのだが、なかなか時間が取れずに遅くなってしまった次第である。 ご提供頂いた写真の撮影者には心から御礼申し上げる。
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一面が見事に積雪に覆われた砂漠 |
赤褐色の砂と白く輝く雪との
コントラスがなんとも艶やかだ @
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A |
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B |
通常のサハラ砂漠は他にあまり例の
ない赤褐色の砂で覆われている。
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私はこんな色の砂漠が
あることすら知らなかった。 |
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