先日、鹿児島県で自然農法をしておられる方から「そら豆」を送って頂いた。 福岡県の講演会にご参加頂いておられた女性である。 同封されていたお手紙に、「今年の天気は夏になったり、冬に戻ったりで、野菜はうまく育ちません。 そら豆は昨年の2倍植えたのに、収穫量は5分の1です」と書かれていた。
今年の春先八ヶ岳山麓では、日によって温度の差が極端に異なり、また昼と夜との差が異様に大きく感じられたが、
遠く離れた鹿児島でも同様だったようである。 私は野菜の値段などあまりよく分からないが、このところレタスやキャベツなど野菜類の値段が相当高くなっているようであるが、そら豆の生育状況を知ると、さもありなんと思えてくる。
その女性は私のHPを熱心に読んでおられ、箱根山の噴火を心配しておられたが、桜島の噴火活動も今年は例年とは大きく違う感じがしていると語っていた。 お住まいが薩摩半島の南端に近いため、普段は桜島の噴煙は見ることが少ないようだが、 今年は噴煙の高さが4000メートル以上に達する回数が多いため、目にすることが多くなっているとのことであった。
7日には、今年500回目の爆発的噴火が発生。 わずか4ヶ月あまりで、昨年1年間の450回を超えたことになり、1955年の観測開始以来、最速のペース
となっている。 噴火警報レベルは2010年10月に「ランク3」に引き上げられたままで、昨年9月に噴火した長野県の御嶽山と同じレベルである。 阿蘇山も昨年8月に噴火警報レベルが2に引き上げられた後、昨年11月から噴火が続いている。 また、鹿児島県南部の火山島・口永良部島も昨年8月に噴火して以降、多量の火山性ガスが観測され続けており、警報レベル3が続いている。
昨夜寄せらられた情報では、相模湾から四国沖につながる活断層・南海トラフ一帯で昨日16時頃、1500回を越す低周波地震が発生しており、地震学者は箱根の噴火と地震活動の影響が40%、大地震(東海、東南海、南海地震)につながる可能性が60%と見ているようである。
なお、大涌谷の一部が最大6センチ隆起したことを受けて、9日から温泉施設管理者の立ち入りも禁止された。これで多くの温泉旅館が温泉を利用出来なくなりそうである。
さらには、マスコミでは一切報道されていないが、西之島とは別に伊豆八丈島の南の海底で新たな噴火活動が発生して言うようで、研究者たちは「伊豆七島」が「伊豆八島」になるかもしれないと語っていた。
どうやら、日本列島全体、特に南海沿い一帯の地下の動きが活発化してきて来ていることは間違いなさそうである。