異変、宇宙にまで拡大
 

 

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再び米国に巨大ハリケーン接近

 
 

 
 


フロリダ半島より広い幅を持ったハリケーン 「イルマ」の勢力はカテゴリー5と巨大だ (アメリカ ABC)

 
 

天候や世界情勢、天変地異、すべての面で今地球は異常な状態と化して来ているが、ここに来てその度合いが一段と増してきたようである。 読者のみなさんもそう感じておられる ことだろう。 ハリケン 「ハービー」がテキサス州を襲い、記録的な被害をもたらしてまだその全貌も把握できずいるというのに、カリブ海で発生した次なるハリケーン「イルマ 」が、今度はフロリダに上陸しようとしている。 一難去ってまた一難である。

最大級のレベル5に発達したハリケーン「イルマ」は既にカリブ海の島々を次々と襲い、各地に甚大な被害をもたらしている。 その被害状況は次第に明らかとなって来ているが、リゾート地として有名なセント・マーチン島やバーブーダ島などでは 、水道も電気も使えない壊滅的な状況に陥っており、全住宅の90%が破壊されている。 風速80メートルを超す強風と、3メートルの高波に襲われてはたまったものではない。

「イルマ」は5段階の内最も高い カテゴリー5で上陸する可能性が高く、その大きさはフロリダ州の幅より広くなっている。 そのため フロリダ州だけでなくジョージア州やノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州の5つの州に緊急事態宣言が発令されている。 それを受け、アメリカ史上最大規模の避難が始まっており道路は渋滞、航空便は満席で全ての人が避難できない状況に陥っている。 

さらにイルマの後には 、ハリケーン「ホセ」が発生しており、イルマとほとんど同じコースを通過する予想が出ている。 となると、フロリダ州やその周辺の住民は、巨大ハリケーンに時をおかず2度遭遇することになる。 もしもそうなったら、その被害の規模は巨大なものになるに違いない。

 

 

 


カテゴリー4から5に復活して、フロリダに上陸しそうである。

 

 

 
 


数百万人が移動するため高速道路は大渋滞

 
 

 

 
 

メキシコで巨大地震発生

 
 

 
 


見事に倒壊したホテル (スペインTV )

 




 


そうした自然の猛威にさらされている米国南部に隣接したメキシコでは、日本時間の8日午後、M8.1の地震が発生。 今朝の段階で既に死者は60人を超しており、震源地に近いオアハカ州では多くの人が建物の倒壊で生き埋めになっているようなので、死者の数はかなりの数に達しそうである。

大規模な被害を受けているオアハカ州は、メキシコ探索の際に何度も訪れている町で、重要な遺跡もたくさん残されているだけに心配である。 地震の被災状況はハリケーンのニュースとともに、 また日を改めてお伝えすることになりそうだ。

 
 

 
 


倒壊した建物の中から多くの死者が発見されている。

 

 
 

 
     
 

太陽最大級の爆発

 
 

 
 


通常の1000倍という最大級の爆発を起こした太陽フレアー (ロシアTV)

 
 

地球各地が自然の猛威や天変地異に襲われている一方で、宇宙に目を転じると、太陽が最大級の爆発を起こし、その大きさは地球の9倍ほどに達して世界各地でその影響が出ている。

これは「太陽フレアー」と呼ばれる爆発現象であるが、黒点の表面にあるガスが宇宙に放出されるため、爆発地点が地球に向いていると、ガスに含まれた電気を帯びた粒子が地球に向かい、地球を覆っている地磁気にぶつかり、磁場の乱れが発生することになるのだ。

その結果、磁気嵐が発生し、通信衛星や地上の位置を測定するGPS(全地球測位システム)などに影響が出ることになる。 既に日本でもその影響が出ているが、ロシアなどではその規模がさらに大きくなりそうで、警戒態勢に入っている。

こうした現象とは反対に、太陽フレアーはオーロラという恵みの現象も発生させる。 既にフィンランドやスコットランドではきれいなオーロラが空を覆っているようだ。 今回の太陽フレアーの爆発規模は観測史上では8番目で、特別大規模というわけではないが、気になるのは、太陽の周期には一定の周期があり、今は弱まっている時期の大規模爆発であったという点である。 どうやら宇宙においてもこれまでの常識が通用しなくなって 来ているようだ。

それと、メキシコ湾の大地震とタイミングが重なった点を考えると、現代科学では明らかになってはいないが、大規模な太陽フレアーは何らかの形で、地殻変動や地震の発生にも影響を及ぼすこともあるのではないかと思えてくる。

 
 

 
 


磁気嵐が発生し、フィンランドやスコットランドではきれいなオーロラが見えた

 
     
     
     




 

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