多発する森林火災の真相
 

 


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米国では68ヶ所で森林火災発生

 

 
 


カリフォルニア州の森林火災は住宅街に迫りつつあり、非常事態宣言が発令されて、2000人が避難。 
有名なヨセミテ国立公園に56キロほどに迫っており、煙はすでに流れ込んでいる。 (ABCニュース)

 

日本列島各地で猛暑に見舞われ多くの皆さんが悲鳴をあげておられるようだが、何といっても驚くのは北海道各地を襲っている記録的な高温である。 帯広で3 7度、なんと沖縄本島の気温を上回っているのだから尋常でない。 かって私が写真撮影のために十勝平野を訪れた際に、北海道のこれまでの最高気温に並ぶ37.8度を記録した日に 迫る猛暑である。

一方、目を世界に転じると、米国西部地方や欧州南部地区が我が国を遙かに超える異常な高温と森林火災に見舞われている。 米国のカリフォルニア州で50℃近くに達しているところもあり、欧州のポルトガルから バルカン半島にかけても、最高気温が40度近くに達しており、この1か月の平均気温は平年比を8〜10℃も上回っている。

そのため、米国では7月12日現在で、カリフォルニア州やネバダ州、アリゾナ州など、主に西部地方を中心に68ヶ所もの森林火災が消し止めらず燃え続けている。  カリフォルニア州の直近の火災は180平方キロメートルに拡大しており、これまでに経験したことのない火の勢いだと、消防士は語っている。 180平方キロメートルといえば、一辺が東京の都心から八ヶ岳山麓まで近くの距離になる。 いくら広い国土の米国といえども尋常ではない。 

また、欧州南部でも西はポルトガル、スペインからイタリア、クロアチアに到る広い地域で、高温による森林火災が多発している。 クロアチアでは、第二の首都スピリト近郊の何十という町や村で森林火災が 次々と発生し、 80人を超す負傷者が出ている。 また、イタリアでも首都ローマの近郊で大規模な森林火災が発生し、素晴らしい自然公園の一部に被害が及んでいる。

さらに、先日64人の死者を出したポルトガルでも、また新たな火災が発生し必死の消火活動が続いているが、鎮火の兆しはみえていない。。


クロアチアの火災映像
 

 

 
 


住民は自前の消火器を使って自宅への延焼を食い止めようとしているが焼け石に水。(フランスF2)

 
 

 

 
 

火の手は住宅街へと燃え広がり、次々と住宅が焼失している
 

 
 

 
 



 

 
 

 
 

 

 

 

イタリアの火災映像
 

 

 
 


ローマ近郊の素晴らしい自然公園にも火の手が迫っている

 

 

ポルトガルの火災映像

 

 

 
 


火の手は街におよび次々と住宅が延焼している
 

 
 

 
     


 

多発する森林火災の原因は?
 

 

 
 


最近の多くの森林火災は稲妻(いなずま)が出火の要因と
なっているが、記録的な高温もその要因となっている。

 


アメリカや欧州で発生している森林火災は記録的な高温と乾燥が原因とされているが、なにゆえ高温が森林火災を多発させる要因となっているのか、読者にはお分かりだろうか。 発火の直接の要因は落雷時の稲妻(いなずま)であるが、発火を容易にしているのが乾燥化である。 だから乾燥化が火災多発の要因であることは理解できるのだが、高温と火災多発とはいかなる関係があるのだろうか?  読者にはお分かりだろうか。

いくら記録的な高温といっても、草木の発火現象を起こすほどの温度でないのに、 何故火災に結びつくのか?  落雷や稲妻を発生させるのは雷雲(入道雲)である。 雷雲は同時に激しい雨をもたらす。 そのため、いくら稲妻が森林地帯に落ちても、草木が雨に濡れているため発火することがないのである。  

ところが最近の異常な高温は地上だけでなく数百メートル上空の気温も高くしているため、 雷雲から降り注ぐ雨が地上に到達する前に蒸発してしまうのだ。 そのため、雷鳴がとどろき,稲妻が走っても雨が降らず、 発火した火の手は乾燥してカラカラになった草木や木々が燃え広がり、大規模な森林火災を引き起こすことになるというわけだ。 こうした「ドライサンダーストーム」と呼ばれる落雷現象によって、広いエリア で次々と何十ヶ所で火災が発生しているのだ。

世界各地で発生している大規模森林火災の発生の要因が、地球規模で起きている高温化現象によるものであることが、お分かりいただけたであろうか。 異常気象の一つに過ぎない高温化現象だけで、これだけ大きな自然破壊をもたらしていることを考えると、台風や集中豪雨、ハリケーン、竜巻、地震、噴火などの自然災害が、これから先いかに頻度を増し、巨大化して人類を襲ってくる かがお分かりになるはずだ。

しかし、これから先、いかなる事態が発生しようが、地球と人類が高次元世界に生まれ変わるための、産みの苦しみであることを考えたら、恐れることは無用である。   肝心なことは、直面する「死」を恐れぬために、正しい霊的知識を身につけ、物心両面における備えを、しっかりしておくことである。

 

 

 

 




 

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