途方もない大惨事と化すヒューストン
 

 


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途方もない大惨事と化すヒューストン
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介護施設が洪水に襲わて、水浸しとなった部屋で救助を待つ人々
 

 
 

今回も米国テキサス州を襲っているハリケーン・ハービーによる被害状況をお伝えする。 先ずその前に、上の写真をご覧いただきたい。 テキサス州を襲っている今回の洪水被害が尋常でないことを示す貴重な写真であるからだ。 老人の介護施設があっという間に水かさが増して部屋はプールと化し、老人たちが水に浮かんで救助を待っている情景である。  施設の管理者が救助を求めツイッターで投降したため、救援隊の知るところとなり全員が無事救助されたようである。

25日(金)の暴風雨から始まった今回の大災難は、現在もなお一向に収まる気配を見せず、4日目の暗い夜を迎えている。 すでに2000人がボートやヘリで救助されたものの、まだ多くの人が救助を待っている状態で、現地では電話が通じにくい状況となっているため、どれほどの住人が孤立しているか実態をつかめていないようだ。

州都 ヒューストンで降った雨の量はこの3日間ですでに1000ミリを超しており、さらに土曜日にかけて500ミリの雨量が予想される地区もあり、また2つの貯水池の氾濫がまじかに迫っているようなので、被災状況はさらに大きくなり途方もない大惨事となりそうである。

被災地はテキサス州だけに留まらず、これから先低気圧がゆっくりと西に向かうため、29日からの大雨で隣のルイジアナ州でも大規模な災害が発生する可能性が大きく、トランプ大統領は29日のテキサス州の被害状況を視察した後、来月2日にはルイジアナ州を訪れることをすでに決めているようである。

 
 

 
 


ヘリによる救助も危険を伴うだけに大変だ
 

 
 

 
 


ひたすら救助を待ち続ける家族

 
 

米当局は、政府の支援を求める被災者は45万人超、さらに家に帰れず避難場所を必要としている被災者は3万人を超えそうだと発表している。  これから先、米国を襲う自然の猛威は、その頻度と規模を一段と増してくることが予想されるだけに、 財政状況が厳しく一部の政府機関の閉鎖もあり得る状況だけに、復旧にかかる膨大な費用は大きな問題として浮かび上がってくることになりそうだ。

日本列島が二分され、関西以西が高温に見舞われる一方、関東から東北にかけて冷夏と極端な日照不足となっているように、広大なアメリカ大陸も洪水に見舞われている南部とは反対に、西部のカリフォルニア州では異例な高温に襲われている。

サクラメントでは28日(月)、40.5度、デスバレーでは47.8度、ロサンゼルスでも火曜日から土曜日にかけて、平年を8度も上回る36〜37度の猛暑が予想されており、秋が始まろうとしているというのに、今年一番の暑さとなりそうである。 なんともはや異常だらけに米国だ。

このように、気象の異常はもはや留まるところを知らずで、米国に限らず世界のあらゆる国々で、想像を絶するような状況が到来することになる可能性が大きいだけに、我々日本人も物心両面においてしっかり準備をしておきたいものである。

 
 

 
 


何とか無事救助される人々
 

 
 

 
 

 

 

 




 

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