21日、イスラエルのエルサレムでパレスチナ人とイスラエルの治安部隊との間で衝突が発生、3人が死亡し450人が負傷。 場所は「岩のドーム」「アルアスクモスク」のある「嘆き
の壁」に囲まれた聖地。 実は、これより1週間前の14日に武装したパレスチナ人とイスラエルの治安部隊による衝突で、パレスチナ人5人が射殺される事件が起きており、両者間の対立が火を吹くのではないかと懸念されていた
が、案じていたようになってしまったというわけである。
14日の衝突を受け、イスラエル政府は安全対策を理由に金属探知機を検問所に設置、さらに50歳以下のパレスチナ人の旧市街地への入場を禁止する措置を行
った。 その結果、これに反発した多くのパレスチナ人が集結し抗議行動を行ったところ、イスラエルの治安部隊が強制排除に乗り出し、 多数の死傷者が出る事態となったのだ。
この事態を受けてパレスチナ暫定自治政府のアッパス議長とイスラエルのネタニヤフ首相が電話会談を実施。 しかし、アッパス議長が「聖地での暴力を非難」する一方、ネタニヤフ首相は「治安を守るために必要な措置だ」と、非難しあうだけで歩み寄りは見られなった。
こうした事態を受けて、ヨルダンやトルコなど周辺のイスラム諸国は、イスラエルの対応を強く非難。 トルコでは、イスタンブールなど55か所で大規模な抗議デモが行われ、一部の右翼グループはイスラエル国旗に火をつけるなど過激な行動
に発展した。
問題は今回の死傷者が発生した場所が、イスラム教やユダヤ教が共に聖地と位置づけ、政治的にも非常に敏感なエリアであった点である。 常日頃から、パレスチナ人だけでなくその周辺諸国に住むイスラム教徒が、
ネタニヤフ政府の横暴な行動に強い不満と憤りを抱いているだけに、今回の衝突を機に反イスラエルの動きが中東全体に拡大する可能性が大きく、世界に不安が広がっている。
一歩間違ったら、新たな中東戦争へと発展し、最終戦争へと向かいことになるかもしれないからだ。 ハルマゲドン(世界最終戦争)については、ヨハネの黙示録に記されていることはすでに何回かお知らせしているが、実は今から150年ほど前に、フリーメーソンの最高位まで上りつめた
ある人物によって、イスラム教徒とシオニスト(ユダヤ教徒)との滅ぼし合戦によって、第3次世界大戦が引き起こされワンワールドに向かうことが、書き残されているのだ。
追記
新たに監視カメラを設置