先般、「悪化の一途をたどる米国」でカリブ海で発生した大型ハリケーン「ドリアン」が、バハマ諸島を通過しフロリダに向かっていることをお伝えした。その後の様子を見ていたら2日が経過した今も、まだフロリダ半島まで到達していないということなので、どうしたのかと思っていたところ、驚いたことにバハマ島上空で2日間にわたって停滞し、首都ナッソーに甚大な被害をもたらしていたようである。
「ドリアン」の規模は最大級の「カテゴリー5」で、最大風速はなんと98mに達していたというから驚きである。そんな驚異的な勢力のハリケーンが2日間にわたって上空で停滞していたら、たまったものではない。どうやら、バハマ島では2日間で島全域の住宅や自動車などあらゆるものが破壊され流されて、壊滅的な被害が発生したようである。
我が国も台風の通り道として歴史的に甚大な被害を被って来たが、風速が50mを大きく上回ったことはあまり記憶にない。バハマではその倍以上の100m近い強風に見舞われ、そこに大雨と高波が襲っているのだからたまったものではない。掲載した写真を見てもらえれば、もはやナッソーの街全体が壊滅的な状況と化していることが分かるはずだ。
現在ドリアンはスピードを緩めて米国の東海岸に向かっているが、上陸するかどうかは不確かのようである。もしも上陸したとしても、規模が「カテゴリー2」に落ちているので、被害の規模はバハマに比べればはるかに小さいものと思われる。
しかし、今回のドリアンはこれから先、最大風速100mの驚異的なハリケーンがフロリダ半島や東海岸一帯を襲うこと知らしめているようで不気味である。私はこれから先そうした想像を絶する事態が現実となって、米国とその国民が背負ったカルマが刈り取られて行くことになるのではないかと危惧している。
米国が地球を破壊する核戦争によらずして巨大なカルマを刈り取るには、記録的な自然災害に遭遇するしかないからである。大統領が出撃命令を出そうとしたとき、格納庫には一機の航空機もなかった、という予言がそれを示している。