ブラジル新大統領登場でアマゾンに危機迫る
 

 


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米国が背負った二つのカルマ @
米国が背負った二つのカルマ A
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それは人類と地球の破滅へのだめ押し

 
 

 
 


アマゾン河とその支流が流れる熱帯雨林・アマゾンは、ブラジルや
ペルー、コロンビアなど550万平方キロメートルに達する広大な地域に
広がっており、ブラジルはその内のおよそ70%を占めている。

(以下の掲載写真はNHK・BS局の「キャッチ世界のトップニュース」と私自身の撮影写真)
 

 
 

 
 


鬱蒼(うっそう)と茂るアマゾンの熱帯雨林 (ペルーアマゾンで撮影)
 

 
 

 
 


その熱帯雨林が今、工場や牧草地や畑へと化して来ている。
 

 
 

南アメリカ大陸に広がるアマゾンの熱帯雨林はその面積が550万平方キロメートル。我が国の国土のおよそ14倍で、人類や動植物が地球で生息する上で大きな役割を果たしてき ている。しかし、近年、農場の開発や違法伐採によって急速にその面積が縮小しているが、それについてはHPで何回かお伝えして来た通りである。

そうした危機的状況を一気に加速することになったのが、ブラジルのトランプと呼ばれているボルソナロ大統領の登場であった。彼は「熱帯雨林は保護され過ぎている」と主張して票集めした人物であることから、大統領就任後早々から、アマゾンの開発を積極的に進めており、先住民や科学者の間から不安と反発の声が広がっている。

地球と人類にとってアマゾンが重要な役割を果たしていることは誰もが知っていることである。大気中の酸素の20%はアマゾンの熱帯雨林が供給する一方で、年に大気中の数十億トンの二酸化炭素(CO2)を吸収しているのである。つまり、アマゾンが消失することになったら、我々人類はは大幅に二酸化炭素が増え、酸素が減少した地球で生きることになってしまうのである。

その熱帯雨林が今や伐採や焼き畑で毎分、サッカー場1面分、つまり1日にするとサッカー場1500面分に達する膨大な面積が消失し始めているのである。 こうした事態を避けるため、また多くの先住民の伝統的な暮らし守るために、ブラジル政府はこれまで、アマゾン全域の面積の20%を占める「先住民保護区」(110万平方キロメートル)を設けて、区域内での開発を禁止して来ていたのである。

ところが、4月に就任したボルソナル大統領はトランプ大統領と同様、選挙の票集めのために「先住民保護区」などもう必要ないとして、 その保護区の開発を主張。そして、環境保護当局の予算を大幅にカットし、先住民保護政策の担当機関を格下げして森林を伐採、さらに鉱物資源の採掘や発電所の建設を認める方針を打ち出したのである。 開発を進めていく上で「先住民保護区」が都合のよい場所にあるからである。

 
 

 
 


アマゾン先住民たちは「先住民保護区」の開発に抗議し、
ブラジルの首都ブラジリアに集まり、抗議集会を開いた。

 

 
 

 
 


抗議集会で「自然を破壊するな」と叫ぶ先住民の女性

 

 
 

 
 


長老のアウグスト・ミラーニャさんは、開発でアマゾンを追われ都市部に
移住させられたのは2011年。我々は移住によってこれまでも苦しんで
きたが、ボルソナロ政権になって厳しさは増すばかりだ」と語っていた。

 

 
 

 
 


「アマゾンの森林を守るには先住民保護区は欠かせません」
と危機感を語る、国立アマゾン研究所のフィーリョ研究員。

 
 

先般、こうしたボルソナル大統領の自己中心的な政策に対して数千人の先住民たちが首都に集まり、大統領の打ち出した先住民保護区の開発の中止を求めて、大規模なデモが行われるところとなった。一方、学者たちからも、「先住民保護区」はアマゾンを森林破壊から守る「最後の砦」であり、その開発は生態系に取り返しのつかない影響を与えるところとなると、強い警告が発せられている。

しかし、最近、ボルソナル大統領が登場したことで保護区の事務所の襲撃事件などが相次ぎ、アマゾンの開発で富を得ようとする勢力がその勢いを増すばかりである。どうやらこのままでは、大統領の意向のままに保護区の開発が進み、 遠からずして、日本の国土のおよそ3倍に当たる110万平方キロの「先住民保護区」の熱帯雨林が、姿を消して行くことは避けられないようである。

世界各地で猛暑や季節外れの寒さ、さらには大雨による洪水や干ばつによる農作物の不作や森林火災の発生・・・・などが年々歳々その頻度と規模を増す一方となって来ている。それだけに、我々も他人事と考えずに先住民施設の見直しが今後どうなっていくのか注視していく必要がある。 もしも、このまま開発が急加速するようなら、気候変動による災害はその規模と頻度をますます拡大することになるに違いない。

下の写真は私がペルー側のアマゾンから帰国する際に目の当たりにした、畑を作るために森林が大変な面積で燃やれていく光景である。車で数時間走る間、こうした光景が途絶えることがなかったことを考えると、「先住民保護区」 の開発がすすめられことになったら、アマゾンと呼ばれている地球の守り主である熱帯雨林がすごい勢いで消滅しているのが目に浮かぶようである。

 

 
 

 
 


ペルーアマゾンで撮影に向かう著者

 

 
 

 
 


ペルーアマゾンで広がる焼き畑 @

 

 
 

 
 


A
 

 
 

 
 


そう遠からずして、色鮮やかなコンゴウインコの姿も見れなくなってくるかもしれない。

 
 

国立アマゾン研究所のフィーリョ研究員は「今アマゾンの森林破壊度は18%です。それは数年で限界に達します。破壊度が20%、30%に達すれば、地球規模の影響が出ることは必至です」と語っていた。

驚いたことに、ボルソナル大統領はトランプ大統領にアマゾンの共同開発を呼びかけているようである。もしも、この話にトランプ大統領が飛びついたら、アマゾンの破壊は一気にその速度を増すことになるのは間違いない。さらに驚いたニュースが飛び込んできた。

サンパウロの時事通信は、先般、ボルソナル大統領が大阪のG20サミットに参加し、安倍首相と個別会談を行った際に、米国と同様な共同開発を日本にも提案したことを伝えていた。我が国が地球を破綻に向かわせることになる開発に抱き込まれないことを、切に願うのみである。

なんとも情けないことだが、我々人類は地球という緑あふれる星に生を得ていながら、目先のこと、おのれの損得に心を奪われて、年々歳々、その清らかな星を汚し、破壊し、その寿命を短くし続けているのだ。どうやら今行われよとしているブラジルの「先住民保護区」の開発行為は、その最後のダメ押しとなりそうである

 




 

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