アメリカ西部カリフォルニア州のリッジクレスト村付近で5日夜8時(日本時間の6日正午)、マグニチュード7.1の地震が発生
、震源の深さは17キロ。前日の4日に同じ地域で起きたM6.4の地震以降、1400回に達する余震が続く中で起きたものである。
前回の記事「噴火、地震。竜巻」で、数日以内に、もっと大規模な地震が発生する可能性があるので注意が必要だと、ABCニュースが伝えていた通りとなった。米国のCNNテレビは今回の地震は前回の4日の地震に比べて
エネルギーの強さが11倍だと報じているが、幸いにも、ビルやマンションの崩壊には至っていないようである。
その後、カリフォルニア州政府は日本時間の6日夕方、記者会見を開き、震源に近いリッジクレスト市やその周辺でガス漏れによる火災が相次ぎ、建物の崩壊も起きており、一部の地域では、停電や断水が続いていることを明らかにしている。
今回の地震は地質学者が「地震系列」と呼ぶ「後震」の一部であったわけであるが、これが本震で最後の地震となってほしいものだ
。しかし、M7以上の地震が今後1週間で起きる確率はまだ2%程度残されているようなので心配である。
どうやら、一連の地震がカリフォルニア半島が海底に沈むとされる、超巨大地震の前触れの一つである可能性もゼロではなさそうである。