台風15号の影響で伊豆諸島から関東周辺に至るまで、雨風による被害が発生しているが、通勤通学に電車を利用する方にとって
、電車やバスの運休が難事となっているようである。風速が60mちかくに達すると予想されたため、国鉄や私鉄各社が事前に運休を決めてしまったためである。
今朝のニュースは伊豆諸島や神津島で最大瞬間風速が58m、千葉市では57・5mと、関東周辺ではかって経験したことのない強風であったとしてその被害の様子を伝えていた
。また昼のニュースによると、東京都内でもかなりの強風が吹いたようであるが、その風速はカリブ海のハリケーンに比べたら半分以下。
改めて思い出して頂きたいのは、10日程前にカリブ海で発生してカリブ海の島々を次々と襲い、その後、米国の東海岸沿いを北上してカナダ北東部に達した大型ハリケーン「ドリアン」である。その
カリブ海での風速はなんと98mで、その信じ難い超強風がバハマ諸島上空に2日間に渡って
停滞したのだから、被害状況がいかに悲惨なものとなったかお分かりになられるはずである。
その後の米国やカナダの東海岸一帯における被害状況も伝えられているが、バハマ諸島の被害に比べればわずか。バハマ島では家屋のおよそ80〜90%が崩壊状況となっており、普及に相当の歳月がかかる事は間違いなさそうである。そして、死者の数も現時点では50名ほどと伝えられているが、最終的には数百人に達する可能性が大きそうである。
今回のハリケーンで気になるのは次の2点である。 風速が100m近い超巨大ハリケーンがカリブ海でこのタイミングで発生した理由と、バハマ諸島から米国東海岸に向かいながらフロリダ州やジョージア州、サウス・ノースカロライナ州などどこにも上陸をしなかった点である。
どうやらこれについては米国の近未来に向けての重要なメッセージが込められているようなので、徳乃蔵にご来観頂いた方には、お話しさせて頂こうと思っている。ご希望の方は受付でその旨お伝え下さい。