記録的な干ばつがもたらした珍事
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街中を歩く牛の数が多すぎて手がつけられず、車も人も動けない状態と化してしまった。
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先日「ウォータークロックがもたらす干ばつと飢餓」でインドの干ばつについて記した。 読者
は覚えておられることだろう。 インド北西部のナハーラーシュトラ州一帯は過去最悪級の干ばつで、主要ダムの水位は6・5%まで低下し、州にある村の35%、1万5000の村が被害を受けている、というニュースである。
実は、この干ばつにある出来事が重なって、近隣の街が大混乱状態に陥る事態が発生してしまったのである。 ある出来事というのは、大量の「野良牛」の出現であった。 なにゆえそのようなことが起きたのかというと、最近政府が執行したある政策
が干ばつと重なって、裏目に出たためである。
実は、国勢選挙を控えてモディー首相率いる与党・インド人民党は、ナハーラーシュトラ州に多く住む、牛を神聖な生き物とするヒンドゥー教徒の票を確保するために、牛肉販売禁止の政策を実施することになったのである。 その結果、最近、牛肉の値段が半値近くまで急落し、牛を飼育する人達は商売が成り立たなくなってしまった
。
それに追い打ちをかけるように発生した大干ばつによって、牛飼い農家の人達は自分たちの飲料水の確保に精一杯で、牛のための水や食料を確保できなくなってきたため、牛を手放さざるを得なくなってしまったのだ。
ところが、牛を売却しようとするものの牛肉の値段が下がってしまったため買い手がおらず、売ることすら出来なくなってしまったのだ。 その結果、牛を柵から放って
餌や水を自分で探させるケースが続出し、放たれた牛たちはあちらこちらと歩き回り、たどり着いたのが街中。 その結果、街全体が牛の住処、牧場と化してしまったというわけだ。
近隣の街々は突然の「野良犬」ならぬ「野良牛」の出現で、交通渋滞が起き糞で道路が汚されるなど様々な問題が発生し大混乱。 なにしろ放たれた牛の数が400万頭に達しているというのだから大変だ。
今回のナハーラーシュトラ州のケースは、世の中は一つ歯車が狂うととんでもない事態が発生することになるという、見本のようなもの。 これから先
、様変わりする世の中の一端を垣間見せられたようで鳥肌が立つ思いである。
原発事故で家を離れた福島の人々が街に戻ってみると、イノシシやキツネ、狸が群れをなして歩き回っている光景を見て驚かされたのと一緒である。
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牛たちが車道の真ん中を歩き、車はそれを避けて端を走る。
人は車と牛の間を縫って歩く。 なんとも奇妙な風景である。
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街のあちらこちらが何百頭の牛たちの集会場と化してしまってはたまらない。
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「徳乃蔵ニュース」 4月のご案内
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生け花で蘇る江戸時代の欄間と戸障子
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いよいよ今日から4月。 時の流れの速さが一段と増す中、あっと言う間に過ぎ去ってしまった3ヶ月。 世界的な株の暴落で幕を開けた2016年、景気減速感が広がる中で暗い気持ちに追い打ちをかけているのが難民問題と、中東と欧州で繰り返される大規模テロ。
そんな暗い世相の第2幕が始まったわけだが、和宙少年の切り絵展で、京都伏見稲荷大社の5尾の尾を持ったお稲荷様が伝えられた「冷静な心」の重要性が、一段と増して来ているのを強く感じる今日この頃である。 一人でも多くの方が徳乃蔵
の龍~様が放つ聖なるエネルギーを浴びて心を癒し、「冷静な心」を保つようにして頂きたいものである。
春を迎え、徳乃蔵の営業も今日から通常通りの営業となり、火曜日から日曜日までが営業日、営業時間は10時から6時となりますので、ご都合をつけてご来館下さい。 お待ちしております。
現在、ギャラリーでは「最後の楽園PERU展」(その3)を開催中ですが、4月12日(火)より24日(日)まで、西田恵利子
デコパージュ展 2016「CHU CHU me & 抱っこ me Part
2」 Psrt 2 を開催しますので、この間は写真展はご覧になれませんが、カフェはご利用になれますのでご心配なく。
また、4月24日(日)は「クリスタルボウルの演奏会」を予定していますので、参加ご希望の方は早めにお申し込み下さい。 時間は11:00〜、15:00〜、18:00〜、それぞれ2時間です。
なお、4月中旬からカフェメニューに「オーガニック・ハーブティー」を追加する予定ですので、よろしかったらご賞味ください。
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近所の猫を迎えるチロ
「写真見ますか、お茶にしますか」
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アマゾンの写真は
すごいニャーン
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あの鳥の巣大きいね!
ほんとに大きいニャーン |
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