2日前に「世界同時干ばつ」で世界的に高温と乾燥が続き、大規模な干ばつが発生していることをお伝えしたばかりである。 アメリカ大陸の干ばつはカリフォルニア州を中心に数年前から発生しており、水道の使用量の規制で庭園の芝や花壇に水を散布することが出来にくくなっていることは、既に読者はご承知の通りである。 先日、ロスアンジェルスから来館された方が、庭の芝を人工芝に代えたり、砂漠地帯に咲く草花を植えたりする家庭が増えていますと話しておられた。
また乾燥化による山火事もワシントン州から中西部、南西部にかけて多発していることも既にお伝えして来ている通りである。 今度はカナダ西部のアルバタ州で、住民8万人の避難と、住宅など1600棟が焼失する大規模な山火事が発生。 3日に起きたこの山火事は4日目を迎えた6日も乾燥と強風により火の勢いは一向に収まらず、今もなお避難と焼失が続いている。
昨夜のイギリスBBCニュースは、7日には気温がさらに上昇するため、事態はさらに悪化することになるだろうと伝えている。 山火事発生の3つの要因である「乾燥」「強風」「高温」が重なってはたまったものではない。150機のヘリや1000人を越す消防隊の出動にもかかわらず、しばらくはお手上げの状態が続くことになりそうである。
北米大陸だけでなく、そう遠からずの内にシベリアでも、高温と乾燥化が続いているようなので、再び大規模森林火災が発生することになるかもしれない。