また列車脱線事故発生
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昨年5月と同じフィラデルフィアで脱線事故発生
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今回は恒例となってしまったアメリカの列車事故と自然災害ニュースである。 ニューヨークからジョージア州サバンナに向かうアルトラック(是米鉄道旅客公社)の列車が、同じ線路上で工事していた大型のクレーン車両に衝突して脱線する事故が発生。 機関車の前面が破損し客車の一部も大破、340人の乗客の内35名が負傷し病院に搬送。 クレーン車両の作業員2名が即死。
読者は、昨年5月に乗客と乗務員243名が乗車した列車が脱線転覆し、150名以上が骨折などの負傷を負い、
7名が亡くなられた事故を覚えておられるだろうか? 「米国・列車転覆事故」に記したように、この事故も今回と同様、米国北東部ペンシルベニア州のフィラデルフィアで発生している。
記事の中で米国では自然災害だけでなく、列車事故や航空機の事故もその数を増してきており、これから先、同様な事故が数多く発生してくる可能性が大きいことを記しておいた。 予想は的中、わずか1年未満の内に2度、それもわずか32キロしか離れていない同じフィラデルフィアでの事故である。
前回の事故は制限速度80キロの線路を170キロという信じがたい速度で走行し、カーブで曲がりきれず脱線転覆。 今度の事故も同じ線路上で工事している建設車両に衝突という、安全神話が瓦解するような信じ難い事故。 何かが狂い始めているとしかいいようのない連続事故である。
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同じ北東部で寒波、強風・吹雪
次は、アメリカのお馴染みの自然災害ニュースである。 中西部から北東部にいたる一帯では、
真冬の寒さが逆戻り。 五大湖周辺や東部のペンシルバニア州、ニューヨーク州などでは気温が低下。 五大湖周辺では風速30メートルを越す吹雪。 ニューヨーク州では降り積もった雪の中で車両事故が発生。
ペンシルバニアでは10センチを越すアメリカ史上最大級の雹が降り、南西部の大都市・ピッツバーグではプロ野球の開幕試合の球場が雪に覆われ、球場職員総出で雪掻き作業が行われるという珍事が起きた。 さらにマサチューセッツ州、インディアナ州、ニュージャージー州などでは
強風と突風が吹き荒れ、建物や車両の破損や樹木の倒壊で、電線が切れ大規模停電が発生。 数百万人に影響が出ている。
いくら広い米国といえども、連日のように竜巻、洪水、大雪、暴風雨が続くのは間違いなく異常。 その上、航空機や列車の事故も相次ぎ、銃の乱射事件も後を絶たない。
こうした現状を目にすると、国を挙げてカルマの刈り取りと膿み出しに入っていると考えざるを得なくなってくる。 どれもが皆、国が衰退に向かう時
に遭遇する現象である。
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五大湖周辺は風速30メートルを超す吹雪
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ペンシルバニアでは巨大雹で車のフロントガラスが破損
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直径10センチ強の雹は、アメリカで降った雹の中では最大級のものとなった。
因みに、記録に残る世界で最大級の雹は、100年前の1917年6月に埼玉の
熊谷で降った直径29・5センチ、重さ3.4キロの雹であることをご存じだろうか。
その大きさは、なんと巨大カボチャの大きさ。 さぞかし熊谷の人々は驚いたことだろう。
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ペンシルベニア州のピッツバーグではプロ野球の開幕戦
となる球場が雪に覆われ、球場職員が地面の雪と氷を除去。
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ニューヨーク州北部では雪の中、突風で建物が倒壊。
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ツアーバスなど十数台の車両が事故や立ち往生。
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マサチューセッツ州の州都・ボストンでは車が倒木で
押し倒され、見るも無惨な姿と化し、車両内の数人が死亡。
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インディアナ州のミネアポリスでは、店舗のブロック作りの看板が倒れて車を直撃
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ニュージャージー州では強風による倒木で車両と建物が損壊
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