米国でまたもや悲惨な銃殺害事件発生
|
|
|
|
殺害された医師ご夫妻と後ろにいる二人の可愛いお孫さん。
今回のような事件を掲載することが二度と無い事を願っている。 |
|
コロナ禍による感染拡大が続き、1日の死者の数も再び1000人の大台に乗ろうとしている米国。そんな厳しい状況下、
またまた2件の悲惨な銃による殺傷事件が発生。
先日、バイデン大統領が銃の取り締まりを強化するよう関係機関に指示を出したその矢先、サウスカロライナ州で5人が射殺、またテキサス州でも1人が死亡し4人が重傷で病院に搬送される事件が相次ぎ発生した。
悲惨なのはサウスカロライナ州の静かな町・ロックヒルで発生した銃による事件。殺害されたのは、緊急医療に携わり多くの住民から愛されていた医師とその妻、そして9歳と5歳のお孫さん、それにエアコンの修理に来ていた工事者1人である。
犯行者はプロフットボールNSAの選手であった男で、駆け付けた警察に包囲された後、自殺している。犯人の父親は「息子はとても優しい人物で、殺人事件を引き起こすような男ではなかった。フットボールで
頭部2度重傷を負ったことで、頭がおかしくなってしまったに違いない」と語っていた。
父親の発言は間違いないように感じられたが、それではなぜ無残な殺人事件が起きてしまったのか? それは米国社会が抱えたカルマがもたらしたものと思われる。スポーツ競技中に頭部を傷付けるケースは米国だけでなく、どこの国においても起きていることである。
|
|
|
|
プロフットボウルの選手だった加害者。彼は銃社会の持つ恐ろしさを知らしめている。
|
|
それなのに、こうした悲惨な事件が他の国では発生していないのは、米国が銃社会となってしまっているからに他ならない。何かに不満を感じたり、憤りを感じた時に、その気持ちを発散しようとした際に、手元に銃があったら、それを使ってしまう。
恐ろしいことであるが、今の米国はそうした社会と化して来ているのである。その要因はこれまでにも何度もお伝えしてきたように、米国という国とその民族が建国以来
為して来た所業によって抱えることになったカルマなのである。幸せに暮らしていたホピ族などたくさんの先住民族を殺害し、その文化や伝統を奪ってきた行為がもたらし
た罪深きカルマなのである。
被災者の家族が「私たちは今想像を絶する状況の真っただ中におり、なぜそうなってしまったのかという問い対する答えは見当たらない」と語っておられたが、200年前の遠い祖先
たちが為してきた行為がその答えであることに、今もなお気づかれている人々は少ないようである。
しかし、こうしたカルマはなにも米国だけが抱えたものではないのだ。他の民族や国家もみな大なり小なり抱えているのだが、その規模が小さいだけである。それが、覇権国家として世界をコントロールしてきた国家の持つ恐ろしさである。
人口比で見た時、米国とイギリスがコロナ禍による死者数が世界で断トツであることがそれを物語っている。げに恐ろしいのは、国家や民族の為してきた所業がもたらすカルマである。しかし、為してきたカルマは今更どうにもなるものではない。残された道は「徳積み」だけである。
|