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 悲惨なガザ地区の惨状 

 
 

 
 


イスラエル軍の空爆で倒壊した住宅用ビルを呆然と眺める住民たち。

 
 

 

11日間にわたって続けられたイスラエル軍によるとパレスチナへの空爆。そのガザ地区に入った朝日新聞の記者が目にしたものは、あまりに悲惨であったと伝えている。3階建ての住居用のビルが空爆で跡形もなく壊され、がれきの中に子供用のソファー、洋服、ポテトチップの袋が散乱しており、人々が暮らしていた痕跡がそのまま残されていた。

また、先日行われたイスラエルとパレスチナによる軍事衝突を巡る国連総会の会合で、国連のグテーレス事務総長は演説し、「地球上に地獄があるとすれば、それはガザの子供たちの生活だ」と述べ、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への空爆を強く非難。

グテーレス氏は、パレスチナ自治区ガザ地区での犠牲者260人余の内、子供の犠牲者は60人で、イスラエル側では10人余の内、子供の犠牲者は2人であったと指摘。ガザ空爆を自衛権の行使だとするイスラエルの主張は「正当化されない」と強調した上で、「地獄があるなら、ガザの子供たちの生活」だと述べていた。

 

南アフリカのコンゴで火山噴火
           街が溶岩で埋まる
 

 
 

 
 


真っ赤に燃えた溶岩が街を目指して流れ下る。

 

 
 

 
 

 

 

今人類は自らの手でこうした悲惨な地獄世界を造っているが、一方で、天は自然災害による地獄世界をも、もたらしている。

24日、南アフリカのコンゴ民主共和国では東隣にあるルワンダとの国境沿いのニーラゴンゴ山が噴火し、流れ出た溶岩で住宅街は火成岩の海と化し、170名の子供を含む多くの犠牲者が発生する事態となっている。ここでもまた犠牲者の中心となったのは幼い子供たちであった。

ニーラゴンゴ山には観測所があったにも関わらず、多くの犠牲者が発生した要因は噴火の前に全く警告が出されなかったためであったようである。警告なしに噴火し、流れ下る溶岩の高さが建物の3階に達するほどであったら、老人や子供たちは逃げ場を失ってしまう。

病気で家を離れることのできない夫を残して逃げ延びた妻は、その時の悲痛な気持ちを語っていた。さぞかし心が引き裂かれるような思いで避難したことだろう。まさに地獄絵であったに違いない。

噴火や地震は我が国にとって決して他人事ではない。コンゴで観測所からの警告なしで噴火が始まったのは所員の怠慢というより、突発的な噴火であったからではなかろうか。これから発生する噴火や地震はこうしたケースが多くなって来るかもしれないだけに、我々も避難用品と心の準備だけはしっかりしておきたいものである。

 
 

 
 


流れ出た溶岩が次々と街の家々を覆っていく。赤黒く見えるのは溶岩である。

 

 
 

 
 


溶岩に覆われた街。そこに立って何かを探す人の姿が写っている。
この辺りにご自身の家があったのではなかろうか。

 

 
 

 
 




 

 
 

 
 




 

 
 

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

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