鹿児島やトカラ列島等で地震が相次いでおり不安が募る中、9日にはカリブ海に浮かぶセントビンセント島で爆発的な噴火が発生し、今朝のABCニュースはカリブ海の楽園が火山灰に覆われてまるで「戦場」のような状況と化していると伝えていた。
噴火は4日目に入った今も活動を続けており、住民1万6000人が避難する事態となっている。黒煙が高さ6500mにまで立ち上がって街には火山灰が降り注ぎ、車は動けず人も歩けない状況が続いている。
また160キロ離れたパラバゴス島でも火山灰が雪の様に降り注ぎ、日中でも周囲がまるで夜の様に暗くなっているようである。火山性の地震も既に6回発生しており、専門家はこれから先、何カ月もこうした状況が続く可能性があると語っていた。
これから先、我が国とてこうした規模の噴火が発生しないという保証はないのだ。そうした時、車で避難できるという保証がないことも頭に入れておきたいものである。現にセントビンセント島の避難民は港まで皆徒歩で避難されていたようである。