アフリカの南端、南アフリカ共和国の対岸のインド洋に浮かぶマダガスカル島。その島の南部で暮らす人々はここ数年続く日照りで砂嵐に見舞われ、多くの畑が作物がつくれない状況にあり、記録的な飢饉に見舞われている。
人々は日々、木の根を食べて生き延びていたが、最近少しばかり雨が降ったことでバッタが発生したため、なんとかそのバッタを食べて生き延びているようである。そのバッタの発生がなければ全員が死んでいたに違いないと、ドイツZDFテレビは伝えていた。
そんな食べ物に事欠く厳しい状況下に置かれた国もあれば、一方では、米国のようにアマゾンの創業者が設立した宇宙開発ベンチャー等によって、一般人の宇宙旅行が始まろうとしている国もある。
乗船費用は飛行時間や宇宙における滞在時間によって様々であるが、少なくとも数十万ドル(数千万円)から数千万ドル(数十億円)は必要のようである。まさに、バッタを食べて命を長らえている人間とは文字通り「天と地」ほどの格差である。
そんな恵まれた米国では一方で、黒人やアジア系住民に対する憎悪犯罪(ヘイトクライム)による銃撃事件が多発していることは既にお伝えしている通りである。そんな中、今度は西部のアイダホ州の中学校では1年生の女子生徒によって、生徒2人と教師1人が銃撃される事件が発生。
狙撃した女子生徒はバックから拳銃を取り出し、校舎の中と外で仲間の生徒や教師に向かって複数回発射したようである。幸い撃たれた生徒と止めに入った教師は一命をとりとめたようであるが、犯行者が中学1年の女子生徒で同級生を狙った犯罪であることを考えると、前代未聞、覇権国家・米国はなんともはや恐ろしい社会になったものである。
いくら銃の売買が気楽に出来る国とは言え、まさか中学生が銃を購入することは出来ないだろうから、家族の所持した銃を使ったものと思われるが、マスコミがトップニュースで伝えていることから、事件は子供たちの知るところとなっていることは間違いないだけに、これから先、同様な銃撃事件の発生が心配である。
これまでに、覇権国家・米国が国家滅亡に向かっていることは何度もお伝えして来ているが、今回の中学1年生による銃撃事件はそのスピードの速さを示しているようである。