カルマの刈り取りに入った米国社会
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事故現場では駆けつけたパトーカーがとまる、いつものような光景が広がっている。 |
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米国における銃の乱射事件は、これまでに私がお伝えしているだけでも、かなりの数に達しているが、母の日に当たる9日未明、またもやコロラド州のコロラドスプリングスで7人が死亡する事件が発生。1人の女性の誕生日を祝うパーティーが開かれている最中、彼女の交際相手が銃を持って押し入り6人を殺害、自身も自殺する事態となった。
同様な事件が多発していることから、今回は記事にすることを止めようと思ったのだが、改めて掲載することになったのは、この事件を伝えていたABCニユースが「米国国内では今年に入ってからだけで、4人以上の死亡者が出た銃乱射事件が少なくとも191件に達している」と伝えていたことにショックを受けたからである。
どうやらこの種の銃乱射事件は1人、2人の死亡事件まで含めたら300件、400件に達しているようである。しかもまだ5月に入って早々である。それを考えると、今年1年の銃による殺傷事件は大変な数に達することになりそうである。他に類を見ない銃社会と化した米国ならではの悲惨な姿であるが、そんな社会に慣れっこになってしまった米国社会はなんともはや恐ろしいことである。
そんな米国では、南部テキサス州からニューヨークのあるニュージャージー州に至る全長約9000キロを結ぶパイプラインが何者かによるサイバー攻撃で、システムが遮断される事態となり、ガソリンやジーゼル、ジェット機の燃料、灯油などの供給を一時停止する事態が発生している。
この米国最大級のパイプラインで運ばれる燃料は1日約260万バレルで、東海岸一帯の都市で消費する量の45%に達しているというから、これが停止することになった時には、米国社会は大変な事態に陥るところであった。
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9000キロに達するパイプラインでは1日に約250万バレル、東海岸の都市で
消費される量の45%に達する燃料が運ばれているだけに、もしも十分な備蓄が
用意されない状況下でトラブルが発生した時には、大変な事態となることは必至である。
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しかし、幸いにも供給を受けている地域では備蓄があったため、今のところ大きな被害は出ていないようであるが、停止が長引けば生活や経済に影響が出る恐れがあるとして心配されているようである。
現段階ではサイバー攻撃を仕掛けた犯罪集団は特定されておらないが、いずれかの国の犯罪集団か国家の支援を受けた組織によって行われた犯行で、東海岸沿いの大都市のエネルギーインフラの停止を目論む行為であった可能性が大きそうである。
こうしたハッカー集団による攻撃は米国だけでなく、日本を含め世界各地で発生しているが、今回のような大規模な攻撃は前代未聞であるだけに、米国政府にとって犯罪集団やその裏にいる国を特定することが急務となっている。どうやら、今回のサイバー攻撃は米国と対峙するロシアや中国のハッカー集団が関わっている可能性が大きいだけに、先行きが心配である。
今朝のニュースで米国が10年前に戦闘状態に陥れたアフガニスタンで女子生徒68人が死亡し、150名ほどの生徒が負傷した悲惨な爆破事件を伝えていた。どうやら事件にはタリバン一派が関わった可能性が大きいようであるが、こうしたアフガンやイラクで多発し続けている悲惨な事件の発生源となっているのは、他ならぬ2011年9月11日にニューヨークで発生した世界貿易センタービル崩壊事件「同時多発事件」である。
こうした点を考えると、米国社会はこれから先、カルマの刈り取りのために様々な形で厳しい状況に立たされることは、避けては通れそうもなさそうである。
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アフガニスタンではまたもや、220人を超える死傷者出る爆破事件が発生。
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