コロナ禍で世界で断トツの感染者と死者を出している米国。そんな米国社会で銃を使った事件が頻発していることは、これまでにも何度もお伝えしてきている通りである。今回はその規模がいかに凄まじいものであるかをお伝えすることにする。
なんとも驚くことに、この3日間だけで140人が死亡し100人以上が負傷しているのだ。昨日、カリフォルニア州では母親が後席に6歳の男児を乗せて走行中に車線変更をしたところ、後方を走っていた車が追い抜いて前に入ろうとした際に発砲。母親は驚いて車を路辺に停車したところ子供は既に死亡していた。
また、サウスカロライナ州では週末屋外で行われていたコンサートで14歳の少女が銃撃されて死亡し14人が負傷。こうした発砲事件で、今年は既に5か月間で0歳〜11歳の子供だけで120人が死亡、281人が負傷している。また、12歳から17歳の子供の471人が死亡し、1100人が負傷している。併せたら既に17歳までの子供600人近くが亡くなっているのだ。
米国社会が銃社会と化して来ていることは十分い承知している私も、改めてこの数字を知った時には愕然とした。過去3年間の発砲事件による死者数は、2018年が14890人、
2019年が15446人、2020年が19397人。
なんと死者の数は2019年から2020年にかけて3年間で、30%以上急増しているのである。恐らくこの調子では今年は死者と負傷者の数は10万人近くに達するのではないかと思われる。これが国家の滅亡に向かっている覇権国家の恐ろしい実体なのである。