気温も一気に−20℃へ
|
|
|
|
とても雪のないクリスマスを送ったとは思えない光景だ
|
|
年末、雪のないモスクワ市内では洗浄車(写真下)が走っていた。 ところが
年が明けると、一転して雪が積もり氷のつららがぶら下がって、除雪車に入れ替わった。
|
12月20日に最高気温は9℃となり、過去最高を記録。 「想像も出来ない暖冬だ!」、「全くの異常気象だ!」と気象学者を驚かせたロシアの首都モスクワは、とうとう雪のないクリスマスを迎えることとなった。 また、北極点でも、29日から30日にかけて氷点下を上回る0・7度まで28℃も急上昇。
ところが、年明け早々世界の株価が下落するのに、まるで歩調を合わせたかのように、5日にはモスクワは気温が急降下、最低気温がマイナス20℃を下回り、最高気温もマイナス13℃。 1月の平均最低気温を調べるとマイナス9.1℃、平均最高気温がマイナス4℃となっているので、平年値より10℃前後低く、年末に比べ
ると20℃以上の下げとなっている。
モスクワ同様、雪のない暖かで穏やかなクリスマスを迎えたフランスも、年初になって気候は一転、気温も下がり、強い嵐が襲って海岸には「波の花」が咲くところとなった。 それにしても年末から年初にかけての気温の変化はまさに異常。 真冬のパリで半袖シャツで暖かくて幸せです、なんて言っているのを見ると、何を呑気なことを言っているのだ!
、と思わず活を入れたくなってしまう。
|
|
|
|
フランスの西海岸では、強風が吹き荒れ「波の花」舞う
|
|
イスラエルの上空にクジラ出現
|
|
|
|
(2016年 ロイター/AMIR COHENより) |
|
イスラエルでは珍しい現象が発生した。 12月、イスラエル南部の上空
では、越冬のためにロシアや東欧から渡って来たムクドリが、クジラや落ち葉、ハトなどの形を作りながら群舞するという、珍しい様子が見られたようだ。
それにしても、2016年中東に波乱を巻き起こすかもしれないイスラエルの空に、ハルマゲドンの際にはイスラエルを滅ぼしにやって来ると言われるロシアから渡ってきたムクドリが
、このような珍しい現象を起こしたというのが、なんとも気になるところである。
それにして上空に浮かぶ小尾と両翼を持ったクジラ像は見事である。 数年先にロシアからやって来るのは、クジラならぬジェット戦闘機の大群となるかもしれないが、なんとも不思議な光景である。
偶然にしては出来過ぎだ。
不思議な現象と言えば、昨年の年末には世界各地でいろいろな「光の現象」が起きていたようであるが、下の写真はベラルーシーの首都ミンスクに12月30日に出現した「光の柱」と呼ばれる珍しい光学現象である。
ベラルーシーは東ヨーロッパに位置し、東にロシア、南にウクライナと国境を接する共和国。 首都ミンスクはモスクワとほぼ同じ緯度になるから
冬の寒さは厳しいに違いない。 写真に写った湖をよく見ると氷結しているようなので、当日の夜は氷点下となったようで、空中の水分が氷結状態となってこうした現象を起こしたのだろうか。 それにしてもなんとも不思議な光景である。
|
|
|
|
昨年の12月30日の夜にミンスクに出現した「光の柱」 (ブログ「onliner」より)
|
|
|
|
|
|
三脚を据えて撮影したというから、シャッターを数秒間開いて撮ったものと
思われるが、見た目にもこのように「光の柱」として、はっきりと見えたようである。
|
|
|