最近、空に浮かぶ雲が描く不思議な映像が、世界各地のブログに掲載されることが多くなっているようである。 昨年からブログ「In Deep」にそうした写真が掲載されていたので、もとの記事を探して、イギリス、スコットランド、ポルトガル、ロシア、スウェーデン、アメリカ、マレーシア、ウェールズに出現した不思議な映像と記事をまとめてみた。
それらの映像の中には、自然が作り出した奇跡の映像なのか、それとも画像ソフトを使って人の手で作られた映像なのか判断が難しいものもある。 最近はこんな不思議な現象も起きているのか、程度の気楽な気持ちで、見て頂けたらと思い掲載することにした。
まず最初は英国のコーンウォールに住む男性が散歩中に撮影したとされる写真である。 そこには白く輝くなんとも壮大にして優雅な光景が写っている。 水面に映った
上の写真の水面上の縦に延びた光の帯を見る限り、真ん中に写っているのが太陽であることは間違いない。 撮影時間が夕方なら沈む太陽、早朝なら昇る太陽ということになる。 問題はその太陽を真ん中に挟むように相似形で写っている
「翼状」の白い雲である。
拡大した2枚目下の写真を見ると、その雲らしきものは太陽に照らされて黄金色に輝いて見える。 まさに太陽と雲が一体となった、輝く天使が羽を広げ
たかのような姿をしている。 それにしても、雲が太陽を挟んでこれほど見事な相似形に形成されているのには驚きだ。
写真を掲載した地元のメディア「コーニッシュ・ガーディアン紙」の記事には、王立気象学会に「これはなんという名称の現象でしょうか?」と尋ねたところ、
「私たちの知る限りでは、このような奇妙な
現象には名称はありません。それほど希なものだと思われます」と返答があったと記されている。 因みに、報道のタイトルには「空の天使(
Angel in the sky )と名付けられている。
スコットランドの「神の手」
次に掲載した下の写真は、スコットランド上空で撮影された「神の手」と呼ばれている雲である。 撮影された正確な日は分からないが、2月28日のロシアの
メディアに掲載されたもので、まるで広げた手と腕のように見える。 これもまた、不思議な写真である。