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標高4000Mに小学校と幼稚園

 
 

 
 


月には、この子たちは初めて学校に行けるようになることだろう。

 
 

アンデス音楽の素晴らしい演奏家であると同時に、点描画の画家でもあるセサル・ラトーレ氏。 今年も徳乃蔵での音楽会や点描画展を予定しているが、彼からクスコに学校を造って欲しいとの希望が寄せられた。 クスコと言っても観光地のクスコ市街からは車で10時間ほど離れた、標高が4000メートルを超す 「カピ村」である。

これだけ遠隔地になると、国や市の手が届かずこれまで学校はないままであったようだ。 私がこれまで縁あって寄贈してきた学校のほとんどがそうした場所であったが、それでも学校が出来ると、最初40〜50人ほどだった生徒がいつの間にか100人を越し、2つの教室では間に合わなくなって来ている。 10年ほど前に建設したサニリアートというイカ川沿いの学校は、既に1 40人を越してきたため食堂を教室に使っているほどだ。 近いうちに新たに教室を一室増やす予定である。

学校に行きたいのは、 どこの国の子供たちも一緒である。 最近は山間部やジャングルに住んでいる人々もテレビを通じて学校の様子を見る機会が多くなって来ている。 そのため、子供たちも学校に行きたいと思っているし、親たちも行かせたい。 だから近くに学校さえ出来れば、生徒はすぐに増えるのだ。

私がこれまでに不思議に感じているのは、どんな山の中でもジャングルの中でも、教える先生は必ずいるということだ。 子供たちに勉強を教えてやりたいと思っている教育関係者は、学校さえ出来れば、どんなに遠くの村でも住み込みで移り住んで、教えてやりたいと思っているのだ。 この点は何より嬉しいことである。 今回も先生は既にの決まっているとのことである。

これから、カピ村に寄贈しようと思っているのは、小学校と幼稚園である。 これまでペルーで7つほど寄贈してきた学校のほとんどは小学校。 前回、アンデス山中の 高地の村に造ったのは初めての中学校であったが、今回小学校に併設する1才から5才までの幼児を対象とした幼稚園は、初めてなので楽しみである。

 
 

 
 


標高4000メートルを超えたカピ村に行くには、こんな道を上って
いくことになる。  マチュピチュに登るジグザグ道を思い出す。
 

 
 

 
 


週に一度のトラックが唯一の交通手段のようだ。
 

 
 

 
 


カピ村の様子
 

 

「一極集中化する世界の富」に記したように、世界の人口のたった1% の人間が 、99%の富を所有している。 貧富の格差は広がるばかりで、富める者はただひたすら貯めることに夢中になっているようだ。 これでは、いつになっても貧者の村に学校が建つことは ない。 悲しいことだが、これが今の世界の現実なのである。 だとしたら、少しでも生活に余裕がある者が、出来る範囲で支援してやるしか手はなさそうである。

講演会に参加される方や徳乃蔵に来られる方が、機会があったら支援の仲間に入れて頂きたいと言われることがある。  村の人々も大勢の人からのご支援を喜ばれるのではないかと思われるので、今回はご寄付のお気持ちのある方の支援金を、小学校と幼稚園の建設に必要な300万円の建設資金の一部に充てさせてもらおうかと考えている。  一口1万円の基金を設けようと思っているので、支援に参加を 希望される方は下記の口座にお振り込み頂きたい。

なお、子供たちのために、1日も早く建設に取りかかりたい と思っているので、振り込みの締め切り日を3月25日(金) とさせて頂きます。

振込先 は下記の「ゆうちょ銀行」の「振替口座」になっていますので、振替口座専用の用紙に、「口座番号」と「口座名」を記入してお振り込み下さい。 なお、お振り込み後に、 必ずあなた様のお名前と振り込まれた口数を下記メール先に送信しておいて下さい。 月末までには、HP上で皆様のご支援の合計額とお名前を掲載させて頂きますので、 それをもってご報告に代えさせて頂きます。

なお、セサル氏から提出された建設費+机・椅子等の必要経費・約295万円の内訳は、こちらをクリックしてご確認下さい。

 

振り込み期限を終了しましたので、振り込み口座、メールアドレスは消去させていただきました。

 

 
 

 
 


村の教会と集会所
 

 
 

 
 


この子たちが通う小学校はさぞかし賑やかな学校になることだろう
 

 
 

 
 


この子も幼稚園に行くことになるのだろう。楽しみである。

 




 

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