気候変動・自然災害に備えて
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北極圏のスバルバル諸島に造られた「世界種子貯蔵庫」
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北欧のノルウエーとフィンランドから届いた二つのニュースをお伝えする。 世界種子貯蔵庫と核廃棄物保管施設に関するニュースである。
今回は、北極圏のノルウエー領・スバルバル諸島にある「世界種子貯蔵庫」についである。 これは2008年にノルウエー政府が世界100ヶ国以上の支援を受けて建設したもので、深刻化する気候変動や自然災害、病気の万延などに備えて
、農作物の種子の絶滅を防ぐことを目的とした「種子の箱船」とも呼ばれている施設である。
運営はFAO(国連食糧農業機関)の関連団体「グローバル作物多様性トラスト」が欧米諸国や民間団体からの支援を受けて行っており、マイケルソフト社の創立者・ビル・ゲイツ氏設立の財団が支援したことでも知られている。 農作物の種子を保存する施設は世界各国にあるが、この「世界種子貯蔵庫」はそうした施設から種子を預かり、種子保存のバックアップを担って
おり、 そこには現在53ヶ国66の機関から87万種の種子が預けられている。
貯蔵庫はあらゆる災害に耐えられるように、スバルバル島の山を掘って作られた海抜130メートルのトンネルの中に作られており、地球温暖化で北極と南極の氷のすべてが溶けたとしても種子が完全に保護されるようになっているようである。
内部の温度はマイナス18℃。 部屋の中に建ち並ぶ棚には世界中から持ち込まれた様々な種子が並べられている。 その半分以上が最も大事な食物の種子で
、プラスチックの袋に入れられて保管されている。 大規模農業で使われる種子は少なく、遺伝子の異なるものを保存しているようなので、最近の遺伝子操作を施した種子は少ないようである。
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北極圏のスバルバル諸島造られた「世界種子貯蔵庫」(イギリスBBC)
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問題はこれから先、施設が地球規模の巨大な自然災害や気候変動、あるいは核兵器が使用されたとき、果たして崩壊
から免れて生き残った人々の役に立つかどうかである。 もしも生存者がいたとしても、彼らが保存された種子を使うには、貯蔵庫の存在を知っていなければならない。 さらにすべての交通手段がなくなった後に、遠方からその場所にたどり着くことが出来るかどう
かという問題がある。
かって、先代の文明が滅亡したとき、高地や地下に避難して生き延びたインカやマヤの人々が、新しい生活を始められたのは、プレアデスから来た支援者から食料となるトウモロコシやイモなどの種子を与えられたからだと、マヤ族のドン・アレハンドロ長老は話して下さった。
龍蛇族系の神々を中心とした宇宙人たちは次なる艱難に備えて、植物の種子だけでなく大小の動物の種子に至るまでのすべての種子と遺伝子を、次なるアセンション後の世界の再生のために、宇宙船に保管し終わっておられるようである。 それらは生まれ変わった地球・アルスに運ばれ、地球の再生のために戻って来た人々のもとに届けられることになるのだ。
これまで6回にわたって人類が遭遇した艱難と違って、次なる艱難は地球の表面だけでなく、人類によって破壊され汚された地球の内部深くまで浄化されることになる。 それを考えると、大規模な自然災害や気候変動に備えた「世界種子貯蔵庫」と言えども、持ちこたえることは難しいのではなかろうか。
しかし、いざという時の助けとなるよう、備えをすることは大事なことである。 「世界種子貯蔵庫」が地球再生に役立
つならそれに越したことはない。 核廃棄物保管施設に関しては次回に掲載予定。
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貯蔵庫には年に3回種子を運び込むことが出来る
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トンネルの先にある貯蔵庫への人の出入りは厳しく制限され、厳重に管理されている。
貯蔵庫へ通じる氷結した入り口の様子を見ると、構内の気温の低さの程が分かる。
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建ち並ぶ棚には、現在53ヶ国66の機関から87万種の種子が
預けられており、日本からも大麦の57種類が預けられている。
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