2002年に徳間書店から出版された『謎多き惑星地球』(なぞおおきこのほし)の上下刊は、私が物書きの世界にデビューするきっかけとなった本である。 また、エジプト、ペルー、グアテマラ、メキシコなど世界各地の遺跡を丹念に探索して書き上げた労作でもあるだけに、処女作の『人間死んだらどうなるの』(中央アート出版社刊)と同様、私にとっては大変愛着のある作品であった。
しかし、この2年間在庫切れの状態が続いており、読者の方から是非再出版をという依頼が寄せられていた。 そこでヒカルランド社の石井健資社長に依頼していたところ、このたび
関連会社の「ともはつよし社」から、ほぼ前回と同様なスタイルで再出版されるところとなり、大変うれしく思っているところである。
以下に再出版に際して追記した序文の一節を掲載させて頂いた。
出版からすでに13年の歳月が経過したというのに、世界各地に残された謎の遺跡や不思議な発掘物(オーパーツ)などの解明は、手つかずのまま今日に至っている。 エジプトの三大ピラミッドは4500年前のクフ王一族の建造物であり、ペルーのアンデス山中に残されたマチュピチュ遺跡は500年前のインカ帝国時代の都市跡、ナスカの地上絵もまた、2000年前にナスカ人によって作られた遺構とされたままである。
本書をお読み頂ければ、そうした学者の主張が歴史の真実からはほど遠い、虚偽と思い込みの産物であることがお分かりになられるはずだ。しかし、私のようなアマチュア研究家の主張は一切無視され、残念ながら真実は今もなお、厚いベールの下に隠蔽されたまま今日に至っている。
体制派学者がいかに真実の発見から身を退いているかは、ナスカの地上絵の近くにあるオクカヘ砂漠から発見された「イカの線刻石」(カブレラストーン)の調査・研究に、彼らが関わろうとしないことを見れば明らかである。
線刻石には恐竜と人類が共存したことを示す恐竜狩りの絵や脳の手術や、心臓摘出手術などの驚異的な絵が描かれており、我々が学校で教えられてきた人類の歴史が誤りであったことを明らかにしている。
これらの線刻石が人類の遠い祖先によって作られたことは、ペルー工科大学鉱業研究所やボン大学鉱物学・岩石研究所の研究者たちによって、その製作年代が少なくとも1万2000年以上前のものであるという鑑定結果が出たことを見れば明らかである。
しかし、ペルーの学会を牛耳ってきた体制派学者たちは自分の地位の安泰を願うがため、「人間が恐竜と共存するはずがない」の一言でそれらの石を偽物扱いし、2つの研究所の鑑定結果を無視しつづけたまま、今日に至っているのである。興味のおありの方は『イカの線刻石』(ヒカルランド刊)を呼んで頂きたい。
エジプトのギザの大ピラミッド建造の真実についても、体制派学者が真実から目をそらし続けて今日に至っていることはご承知の通りである。我々が学校で教えられてきた最初の文明より遙か以前、重力コントロールという我々の知らないテクノロジーを使って建造されたものであるのにもかかわらず、学者たちはかたくなに従来からの定説にこだわり続けている。
本書を読まれれば、「ピラミッド建造者=クフ王」説を裏付ける証拠はたった一つしかなく、それは、「重量軽減の間」の天井裏に描かれたカルトーシュ(名前を囲む輪)とクフ王の名前だけであることが分かる。ところが、その唯一の証拠物が、実は発見者であるハワード・ヴァイス自身がペンキで描いた偽物であったことを示す事実が明らかとなっているのである。 ・・・・・・・
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HPの読者の方でまだこの本を手にしておられない方は是非読んで頂きたい。本書は13年前に書いたものであるが、その内容は現在も色あせてはいない。 むしろ、序文に記したピラミッドやナスカの地上絵など、その後明らかにされた新たな情報を参考にして頂ければ、より歴史の真実が見えてくるに違いない。
なお定価は出版数を200冊に限定したため、3333円+消費税と、当初に比べて割高になっているが、お許し頂きたい。 中古本として手に入れようとしたらこの値段よりはるかに高くなっているようなので、再版本の方がお得ではないかと思われる。
徳乃蔵にお出かけの方にはその際にお渡しできるが、ご注文の方には上下巻セットの場合は送料は無料、1冊の方は100円で、サインしてお送りしますので、下記のURL、または電話でご注文して頂きたい。