米国で今度は小さな町の教会で銃乱射
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事件後のパプテスト教会
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休み明けの今日もまた、米国とロシアのテレビが伝える悲惨で悲しいニュースをお伝えすることになった。 米国のテキサス州でまたもや銃乱射事件が発生。 現段階で判明している死者の数は26人で、、負傷者数も30人近くに達しているようである。
事件のあったのは、テキサス州の小さな町サザーランドスプリングにある小さな教会で、時刻は11時半、ちょうど礼拝が始まった直後で、礼拝者の数は50人ほどであったようなので、半数近くが死亡したことになる。 発砲音は20発以上聞こえ、人々は血まみれで叫び声をあげ、地獄の世界を体験したと語っている。
読者はすでにご存じのように、米国ではこうした銃乱射事件は頻発しており、わずか1か月前に、58人が死亡する事件がラスベガスで発生したばかりである。 今回の事件の特徴は、人口がわずか650人ほどの極めて小さな町の教会で起きたことである。
発砲者は既に死亡したようで、その身元や犯行の動機は不明だが、今回の事件を含めると、今米国では大都市ニューヨークやラスベガスから片田舎の町に至るまで、またその場所も、買い物客でにぎわう繁華街から、何万人が集まるコンサート会場、そして今回の小さな村の教会まで、あらゆる場所が発生場所となっており、事件の内容もまた、銃乱射から車両の暴走、爆弾テロまで多様化して来ている。
なんとも恐ろしいことだが、これが末路をたどる米国の現状なのである。
シリアで悲惨なテロ
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テロに襲われた貧民施設の惨状
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悲惨と言えば、中東諸国で発生してる難民の惨状である。 その厳しい実態も読者はすでに十分にご承知のはずだ。 しかし、今朝のロシアテレビが伝えるシリアで発生したテロは、更に耳をふさぎたくなるような、何とも悲惨な事件であった。
なんと発生した場所はシリアのデリゾールという難民キャンプ内、そこに地雷を仕掛けた乗用車が突っ込み、子供を含め100人を超す死者が発生したのだ。 彼らが身を寄せていたキャンプには、下の写真を見てもらえればお分かりのように、もはや人の住める状況ではないほど破壊されつくした町から、逃れてきた人々が厳しい環境下で暮らしていた。
その難民キャンプ内で自爆テロが発生したというのだから、これ以上悲惨なことはないのでは、と言わざるを得ない。 地元のマスコミは、この難民キャンプは米国が率いる有志連合が支配する反政府勢力の管理地域であると伝えているようであるが、管理が政府軍下であろうが反政府軍下であろうが、命を狙われる市民にとってはどうでもよいこと。
いつものことながら、こうした悲惨な事件の犠牲者には、必ず多くの子供たちが含まれている。 それだけにニュースを見聞きするたびに、心がかきむしられるようである。 こうした悲惨なテロを起こし続けている元凶は米国であり、その先頭に立ったのがブッシュ親子である。
ABCニュースはその親子が、最近トランプ大統領の言動に対してあからさまな非難発言をしているようである。 そんなニュースを目にすると、「お前たち親子に人を非難する資格があるのかよ!」 と思わず叫びたくなってしまう。 湾岸戦争やアフガン・イラク戦争で罪なき何十万人の人々を死に追いやり、何百万人の避難民を発生させた人間が、今なおのほほんと暮らし、人をののしっているというのだから呆れてものが言えない。
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住む町がこんな状況と化して避難施設に逃れた人々が襲われたのだから、これ以上の悲劇はない。
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