9月28日付の「火山・地震が活発化してきた環太平洋地震帯」で、メキシコのポポカテペトル山や南太平洋のバヌアツ島の火山が噴火し、インドネシア・バリ島のアグン山の大規模な噴火が間近に迫っていることをお伝えした。
あれから2ヶ月ほど経過した今月21日、とうとうアグン山が54年ぶりに噴火。 その後25日から26日にかけ数回にわたって大規模噴火を繰り返し、26日の噴火による噴煙は上空4000メートル以上に達し、山麓の村々は火山灰に覆われ、バリ島の空港の発着便は全面的に取りやめとなっているようである。
54年前のアグン山噴火はおよそ1年にわたって続き、1000人ほどが死亡しているだけに、バリ島の住民はさらなる巨大噴火につながるのではないかと恐れている。 バリ島は観光業で成り立っている島だけに、大噴火まで行かなくても、航空便の発着の出来ない日々が長引くようだと、観光に対する影響は大きくなりそうで心配である。
先日の 「In deep」
の記事では、全世界の60ヶ所以上の場所から、発生源不明の大きな衝撃音と地鳴りのような振動が断続的に報告されていることが紹介されていた。 主だった発生場所はイギリスやアメリカ、オーストラリアどであるが、米国のアラバマ州では、家全体を揺り動かすほどの信じ難い大きな振動と衝撃に見舞われたようである。
どうやら今や地球は「天」においても「地」においても、我々の体験したことのない、異常な事態が発生し始めているようである。 それはやがて誰の目にも明らか形で、その脅威の姿を現すことになるのかもしれない。