フィリピン、台風27号で死者200人を超す
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洪水の被害を呆然として眺める村人たち |
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年の瀬が迫る中、週末、フィリピンでは台風27号が上陸し大きな被害が発生した。 主要な被災地は南部ミンダナオ島で記録的な大雨により、土砂崩れや洪水が相次ぎ何万人もが家を追われ、少なくとも200人以上が死亡。 行方不明者が多数いるようなので、死者の数は更に増え、300人を超すことになるのではないかと言われている。
なんといっても悲劇なのは、最も大きな被害を受けたのがフィリピンで最も貧しい地区一帯であることである。 今、こうして貧しき人々がさらなる苦難に遭遇する悲劇的な災害や事件が世界各地で発生している。 ミャンマーのロヒンギャの人々の避難劇
もその一つである。 地球という苦しみや悲しみの集積した星での最後の学びのためや、3次元での輪廻転生で積んだカルマを刈り取るための試練として、今、世界中でこうした悲劇が多発しているのである。
この後、台風27号はこの週末にはベトナムを直撃することになりそうであるが、大きな被害が出ないことを祈るのみである。
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運び出せる荷物はわずか。 |
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2017年、荒れ狂った世界の気象を振り返る
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ポルトガルでは、1日に443件の森林火災が発生した。
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スーパーハリケーン「ハービー」に襲われたテキサス州では、
1週間で1600ミリを超す豪雨により、22兆円の被害が発生した。
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ロシアを襲った暴風雨
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チリの森林火災
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南太平洋・バヌアツ島の噴火
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メキシコの大地震では200人を超す死者が出た。
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1月の初めに記した「サウジの砂漠が花園化」、「ヨーロッパ全域で寒波と大雪」から始まって、12月の「拡大し続けるカリフォルニアの山火事」に至るまで、これまで世界の異常気象による災害記事をどれほど書いてきただろうか。 その数は記憶にあるだけでも30件は超している。
異常寒波、異常高温、ハリケーン、台風、集中豪雨、干ばつ、山火事、また、巨大地震や火山噴火、そのどれもが皆かって体験したことのない記録的な規模となっている。 こうした異常気象や地震や噴火が年を負うごとに、その頻度と規模が増して来ることは、私が世界各地を飛び回り、我が目で見て、肌で感じ、また様々な人から伝えれれたことをもとにお伝えして来た通りになって来ている。
中でも、ワイタハ族のポロハウ長老から伝えられた「ウォータークロックの到来」は、もはや疑う余地のないまでに現実のものとなって来ている。 今朝のNHKの「キャッチ 世界のトップニュース」は「異常気象に翻弄される世界」と題して、今年、世界各地を襲ったスーパー・ハリケーンや洪水、干ばつ、山火事などの被害の惨状を振り返る特集を放送していた。
ご覧になられた方も多かったことかと思うが、取り上げられたほとんどの災害は、私のHPで取り上げたことだったので、どなたも皆、それぞれの記事を思い起こされたことだろう。 なんといっても衝撃的だったのは、米国を襲ったカテゴリーが3〜5のスーパー・ハリケーン、中でもテキサス州を襲ったハリケーン「ハービー」は、2002年のハリケーン・カトリーナの2倍の規模。 テキサス州だけで18万5000棟が損壊し、全体の被害総額はなんと22兆円。 米国史上最大の被害額となった。
その後にフロリダやカリブ海を襲ったハリケーン「イルマ」などによる被害額を加算すると、30数兆円に達していることだろう。 その額が世界の大多数を占める中小の国家の年間予算を遥かに超えた金額であることを考えると、その被害の大きさが分かるはずだ。 そんな状況下、トランプ大統領は災害を発生させている温暖化を抑えるためのパリ協定から脱退しているのだから、驚きである。
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11月に噴火が始まったバリ島のアグン山は今もなお噴火が続いており、
噴火警報は最高レベルのままで、2500メートル上空まで噴煙をあげている。
観光収入に頼るバリ島は観光客の激減で、既に750億円の損出が出ている。
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記録的な被害に遭遇しているのは米国だけではない。 スイスの再保険会社が調べた今年の世界の自然災害などによる経済損失は、34兆円を超しており、前年度比、160%と急増しているのだ。 また物的損害だけでなく人的被害も甚大で、インドでは6月の53・5度に達した今年の世界最高気温で360人を超す死者が出ている。
また、カリフォルニアを襲った52.8度の高温は、山林火災を発生させただけでなく、航空機の欠航も発生させている。 気温の上昇で空気が膨張し、離陸に必要な揚力が足りなくなってしまったからである。 核爆弾とミサイル開発を続ける北朝鮮では、寒さと干ばつで、一般国民は悲惨な状況に陥っている。 それは、中国もまた同様、地方によっては農業が成り立たなくなっている。 ただ、マスコミの報道が禁じられているため、我々の目や耳に届かないだけである。
これから先、2018年や2019年がどうなるか? 確かなことは分からないが、来年の記事は今年を上回る更に厳しいものとなっていることは間違いなさそうだ。 我が国とてそれは同じで、大地震や大噴火は免れたとしても、台風や集中豪雨による被害は、記録的な規模になるのではなかろうか。 今北陸や北海道を襲っている爆弾低気圧による台風並みの暴風雪はその予兆かもしれない。
ただそれらは皆、悲しみの星・サラスから喜びの星・アルスに向かう地球の生まれ変わりを前にした、単なる前兆に過ぎないことを忘れないでおいて頂きたい。
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北朝鮮は記録的な冬の寒波の後、夏には、80年ぶりの干ばつで貯水湖が
空になってしまった。 農家が相当厳しい状況下に置かれていることは確かだ。
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