カリフォルニア州の森林火災がいかに巨大で常習化して来ているかについては、「多発する森林火災の真相や」「常習化してきた米国の山火事とハリケーン」などでお伝えしてきた通りであるが、今日のABCニュースは、またまた、カリフォルニア州南部で大規模な山火事が発生している事を伝えていた。
今回の火事は内陸部から吹く30メートルの強風にあおられて記録的なスピードで延焼しており、わずか数時間で125キロ平方メートルを延焼している。 昨夜の内にすでに100棟以上が焼失し、数千人に避難命令が出ており、20万人が停電の影響を受けているようである。
消火に当たっている消防士は、延焼の早さはこれまでに例のないほどで、朝になるとさらに風の強さが増す可能性が強いので、延焼面積は一段と増すことになりそうだと語っている。
それにしても、今年に入ってからの米国の山火事はあまりに凄すぎる。 カルマの刈り取りだと記したが、そうした動きは一向に止むことなく、日を追うごとにその勢いを増してきているようだ。 もはや米国はイスラエルの大使館移転などで、中東に新たな火種をまいている時ではない。 自国の頻発する山火事の火の手を抑えることに専念する時のように思えるが、いかがだろう。
発生するたびに、数百棟、数千棟が焼失し、数十人の焼死者が発生しているのを見ると、もはや森林火災というより住宅火災でもあるのだから。